「most」と「almost」は、どちらも「ほとんど」という意味で和訳することが多いですが、それぞれがもつニュアンスには違いがあります。
mostとalmostを使った似たような言葉はいろいろあるのですが、まずは、基本となるmostとalmostの使い分けを理解してから、「almost all」「almost all of」「most of」などの使い方を例文で確認していきましょう。
「most」の意味と使い方
Most children like cakes.
ほとんどの子供たちはケーキが好きです。
mostは、「大抵の」「大部分の」「ほとんどの」という意味になる形容詞です。形容詞は名詞を修飾するものなので、mostの後ろには名詞がおくことが使い方のポイントです。
例文では、Most children(ほとんどの子供たち)のように、後ろにくる名詞のchildren(子供たち)に対して、Mostが「ほとんどの」というように説明を加えています。
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「almost」の意味と使い方
My work is almost done.
私の仕事はほとんど終わりました。
almostも「ほとんど」という意味の言葉ですが、mostとの違いは、almostが副詞だということです。
副詞は、名詞以外を修飾するのが基本的な使い方です。ですから、almostの後には、名詞以外の言葉がくることが一般的です。主に動詞や形容詞を修飾します。
almostは、何かに8割9割まで達していて、もう少しで達成できるというニュアンスです。例文では、自分の仕事がほぼ終わっている、もう少しで全部終わるという意味合いにあります。
mostは名詞を修飾するので、人や物などについて「大部分の」と表すことが多い。一方、almostは、動詞や形容詞などを修飾するので動作の進み具合や範囲などについて「ほとんど」と表すことが多い。このような違いを考えて使い分ける必要があります。
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「almost all」の意味と使い方
Almost all Japanese people like rice balls.
ほとんどの日本人はおにぎりが好きです。
mostのように「大抵の」「大部分の」「ほとんどの」という意味でalmostを使いたい場合は、almost allを使います。
almostは副詞ですから、後ろにくる形容詞のallを修飾して「ほとんどの」という意味になります。
mostとalmost allの違いは、mostはおよそ8割9割を占めているイメージです。そして、almost allはおよそ9割以上で、さらに多くを占めているというニュアンスで使い分けと良いでしょう。
「most of」と「almost all of」の意味と使い方
I spend most of my money on clothes.
私はお金のほとんどを服に使います。
I know almost all of the people here.
私はここにいるほとんど全ての人を知っています。
「most of」と「almost all of」も、「ほとんど」という意味になります。
most ofやalmost all ofのようにofを使うと、その後ろには必ず限定された言葉がきます。
この限定された言葉とは、「my~」「the~」「them」など、限定された対象を示す所有格のことです。
例文では、my money(私のお金)やthe people(その人たち)のように、限定した物や人の中の「ほとんど」と言っています。
most ofとalmost all ofの違いは、mostとalmost allの違いと同じです。
most ofは限定した対象の範囲でおよそ8割9割を占めるイメージです。そしてalmost all ofは、限定した対象の範囲でもっと多くを、およそ9割以上を占めているニュアンスです。
例文では、most ofを「ほとんど」と訳し、almost all ofを「ほとんど全て」と訳してニュアンスの違いを使い分けています。
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