今回は「考慮に入れる」という意味の熟語の「take ~ into account」の使い方について解説していきます。
また、「take ~ into account」とよく似た言葉で「consider」がありますが、これらの違いについても例文で確認していきましょう。
「take ~ into account」の意味
「考慮に入れる」「配慮する」
「take ~ into account」は、何らかの物事や状況などの重要性を「考慮に入れる」という意味の熟語です。「take ~ into account」の3つの単語の意味を1つずつ考えるとより理解が深まります。
「take」は、「取る,つかむ」という意味の動詞です。自分のところに対象を取り込むというニュアンスのある言葉です。
「into」はお、「~の中に」という意味の前置詞です。外から中に入り込むというニュアンスのある言葉です。
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「account」は、「計算,勘定」という意味の名詞です。この言葉は、何かを数えて計算するという意味ですが、計算する対象は数字に限らず、状況や物事が何であるかを「考慮する(計算する)」という意味もあります。「計算,勘定」という意味のaccountは、可算名詞(数えられる名詞)ですが、「考慮」という意味のaccountは、不可算名詞(数えられない名詞)という特徴があります。
3つの言葉を知った上で直訳すると、「take ~ into account」は、何らかの事柄を重要な対象として「計算に入れる」という意味合いになります。主語が「人」でも「物・事」でも使うことができます。
「take ~ into account」と似たような言葉に「consider」があります。次では、これらの違いを確認しながら、それぞれの使い方を例文で解説していきます。
「take ~ into account」と「consider」の使い方の違い
「take ~ into account」・・・主語が「人」「物・事」の場合で使える。
「consider」・・・主語が「人」の場合で使うことが多い。
簡単に言うと、以上の内容が「take ~ into account」と「consider」の使い方の違いです。「take ~ into account」と「consider」は、どちらも「考慮する」という意味の言葉ですが、使い方に違いがあります。具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
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例文①:I must take his illness into account.
私は彼の病気を考慮に入れなければならない。
例文②:What do companies have to take into account?
企業は何を考慮に入れる必要がありますか?
例文①の主語はI(私)なので、「人」が主語になっています。例文②の主語は「companies(企業)」なので、「物・事」が主語になっています。
「take ~ into account」を直訳すると、何らかの事柄を重要な対象として「計算に入れる」という意味合いになります。「考慮に入れる」ではなく「計算に入れる」「重要なものとして数えて計算する」と考えれば、主語が「人」でも「物・事」でも、両方の場合で使えるということが理解しやすいと思います。
takeは「取り入れる」という意味で、とても広く使われる動詞なので、主語が「人」でも「物・事」でも使えるという考え方でも、理解しやすいのではないでしょうか。
I have to consider what I really need.
私にとって何が本当に必要なものかを考慮しなくてはいけない。
considerは、「じっくり考える」「熟慮する」という意味の動詞で、「人」が主語になる時に使うことが多い言葉です。
同義表現で名詞のconsiderationを使った「take 〜 into consideration(~を考慮に入れる)」という言葉がありますが、動詞にtakeを使っている場合は、主語が「人」でも「物・事」でも、両方の場合で使います。
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