「There is nothing like~」と「There is nothing better than~」は、日常会話でよく使われる英語表現です。これらのフレーズを丸ごと覚えるだけでも良いのですが、まずは「There is nothing 構文」の基本の使い方を学んでおくと、理解がより深まります。
「There is nothing 構文」の基本の使い方
「There is nothing 場所」
There is nothing here.
ここには何もない。
「There is nothing」の「There」は形式上の主語なので訳す必要はありません。「nothing」は「何もない」という意味です。「There is nothing」の後に場所を表す名詞や名詞相当語句を置くと、その場所には何もないという意味になります。たとえば、部屋で探し物をしている場合は、「There is nothing in this room.(この部屋には何もない。)」このような例文で表すことができます。
「There is nothing 形容詞」
There is nothing wrong with that.
それには間違ったところが何もない。
「nothing」は「何もない」という否定の言葉なので、「There is nothing」の後に形容詞を置く場合は、その形容詞が表す真逆の意味になります。「There is nothing」の後に「wrong(間違ってる)」を使えば、全く間違っていないという意味になり、「There is nothing good about it.(それには良いところが何もない。)」のように、「good(良い)」を使えば、全く良くないという真逆の意味になります。
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「There is nothing to不定詞」
There is nothing to worry about.
心配することは何もない。
「There is nothing to不定詞」は、「~することは何もない」という意味になります。to不定詞なので、toの後には動詞の原形がきます。このような使い方も日常会話でよく使われる表現なので合わせて覚えておきましょう。
「There is nothing that SV」
There is nothing that I can do.
私にできることは何もない。
何がないのか文章で具体的に説明した時は、「There is nothing that SV」で表すことができます。that節の後には、具体的に何がないのかを表す「主語(S)」「動詞(V)」で構成された文章が続きます。口語ではthatが省略されることが多いです。
「There is nothing like~」の意味と使い方
There is nothing like a sauna after work.
仕事の後のサウナは最高だ。
「There is nothing like~」は、「~に勝るものはない,~は最高だ」という意味になります。この表現の使い方は、「There is nothing like」の後に、最高だと思える名詞または名詞相当語句を置きます。それではなぜ「There is nothing like~」が「~は最高だ」という意味になるのでしょうか。「There is nothing like~」を直訳すると、「~みたいなことは何もない」という意味になります。例文では、仕事の後に入るサウナみたいに気持ちの良いものは他にはないという意味合いから、仕事の後のサウナに勝るものはない、サウナは最高だと訳すことができるわけです。
注意しておきたいのが、「nothing like」は2つのものを比較して「全く似ていない」という意味もあるので、会話の流れや文脈から意味を判断する必要があります。たとえば、「She looks nothing like her sister.(彼女は妹とは全く似ていない。)」このような例文では全く意味が違います。
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「There is nothing better than~」の意味と使い方
There is nothing better than a sauna after work.
仕事の後のサウナほど良いものはありません。
「There is nothing 比較級 than 名詞(~より~なものはない)」というパターンも日常会話でよく使われます。「There is nothing」の後には、「-er」や「more ~」で表された比較級が置かれ、「than」を挟んで「~より~なものはない」という比較の対象を表す名詞または名詞相当語句が使われます。例文では、「a sauna after work(仕事の後のサウナ)」という名詞のかたまりが使われています。
ここまで述べた内容から、「There is nothing 構文」は、「There is nothing」の後に形容詞やto不定詞、that節など、様々な言葉を使って「~は何もない」ことを表す構文だということが理解できたと思います。「There is nothing better than~(~より良いものはない)」も比較級を使って結局は「~は何もない」ことを表しているので、同様のことが言えます。しかし、「There is nothing like~(~に勝るものはない,~は最高だ)」だけが少し分かりにくい訳し方になるので、意味と使い方を間違えないようにしましょう。
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