「long」は「長い」という意味の形容詞の使い方がよく知られていますが、「long」には動詞としての使い方もあります。
今回は動詞の「long」を使った表現でよく使われる「long for~」と「long to do」の使い方を例文で解説していきます。まずは動詞の「long」の意味から確認していきましょう。
動詞の「long」の意味
「切望する,思い焦がれる」
動詞の「long」は「切望する,思い焦がれる」という意味で、形容詞の「long」とは訳し方が異なります。
形容詞の「long」は、距離や時間が長いことを表す言葉です。動詞の「long」はその長さを「気持ち」に置き換えて考えると「切望する,思い焦がれる」という意味が受け入れやすいのではないでしょうか。
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たとえば、自分とはかけ離れた遠い存在の魅力的な人に「思い焦がれる」というイメージで「long」を使います。または、結果を出すためには長い期間が必要な目的の達成を「切望する」というイメージで「long」を使います。このように気持ちの距離感の長さをイメージする動詞の「long」の意味がイメージしやすいと思います。
欲求を表す言葉に「want(欲しい)」がありますが、動詞の「long」は「want」よりも、すぐには実現できないことを思い焦がれるというニュアンスがあります。
動詞の「long」の使い方
動詞の「long」は、「long for~」「long to do」の形で使うことが多いです。これらを使った例文で、動詞の「long」の使い方を確認していきましょう。
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「long for~(~を切望する)」
I longed for an actress when I was a child.
私は子供の時女優に憧れていた。
「long for~」は、「~を切望する,~を思い焦がれる」という意味になります。「for」の後には思い焦がれる対象となる名詞がくるのが使い方の基本です。「long for 名詞」このような形になります。
「for」は気持ちの方向性を示す「矢印⇒」のようなものです。ですから、「切望する,思い焦がれる」という人の気持ちを表す動詞の「long」と相性が良いわけです。「long (気持ち)⇒ 名詞」このような関係になります。
「long to do(~することを切望する)」
I longed to see him again.
私はもう一度彼に会うことを切望した。
「long to do」は、「~することを切望する」という意味になります。動詞の「long」と「to + 動詞の原形」を組み合わせた不定詞の用法です。例文では「see(会う)」という動詞の原形が使われて、「longed to see(会うことを切望した)」と表現していいます。
「to」の後には「したいこと」を表す言葉が続きます。例文では「to」の後に「see him again」を使って、彼にもう一度会いたいことを表しています。
動詞の「long」は、すぐには実現できないことを切望するニュアンスがあるので、今では簡単に会えない遠い存在になってしまった彼にもう一度会いたいという意味合いになります。
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