canとmayの用法は、中学から高校で学習する基礎英語ですが、これらは日常英会話で非常によく使われる言葉なので、大人の学習者にこそ理解してほしい英単語です。今回は、「can be」と「may be」の意味の違いを、簡単な例文を使って分かりやすく解説していきます。
「can be」と「may be」の意味の違い
can be・・・「ありえる」
何かがありえるという可能性
may be・・・「~かもしれない」
そうかもしれないという推量
簡潔に言うと、以上の内容が「can be」と「may be」の意味の違いになります。canは「ありえる」という可能性を表す助動詞で、mayは「~かもしれない」という推量を表す助動詞です。助動詞の後には動詞の原形がくることが基本ルールになるので、can beとmay beにはbe動詞の原形が使われています。
can beは、何かがありえるという可能性を表す言葉なので、可能性を裏付ける根拠がある時に使うことが多いです。人によっては、何の根拠もないのに自信満々にありえると言う人もいるかもしれませんが、相手に可能性を感じさせる言い方だということは間違いないです。
たとえば、「Winter in New York can be very cold.(ニューヨークの冬はとても寒くなることがある。)」と言う場合は、冬のニューヨークの寒さをよく知っているという根拠があって、寒くなる可能性を伝えていることが多いです。can beを使う時は、確実にそうとは言い切れないけど、50%以上の確率で「ありえる」と言っている印象です。
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一方、may beを使う時は、「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」という単なる推量に過ぎないことを言っています。これには全く根拠がなく、なんとなく「~かもしれない」という意味で使います。
たとえば、「It may be cold tomorrow.(明日は寒いかもしれない。)」と言う場合は、明日の天気なんて確実に分かるものではないので、漠然と明日は寒くなるかもしれないねと推測で言っているだけです。
このように、can beは「ありえる」という意味で可能性を表す言葉で、may beは「~かもしれない」という意味で推量を表す言葉という違いがあります。
それでは、can beとmay beの意味の違いを踏まえたうえで、次はこれらの使い方を簡単な例文で確認していきましょう。
「can be」と「may be」の使い方の違い
What he says can be true.
彼の言うことは本当かもしれない。
この例文は、can beを使って彼が言ったことの真実性を伝えています。この例文を言った人は、彼のことをよく知っていて、彼が嘘を言うような人ではないという気持ちから本当かもしれないと言っています。
ですから、確実ではないけれど、彼の性格から本当のことを言っている可能性があるだろうと伝えているのです。
What he says may be true.
彼の言うことは本当かもしれない。
この例文では推量を表すmay beが使われています。ですから、この例文を言った人は、彼について詳しく知らない状態で、本当かもしれないし、本当じゃないかもしれないと言っています。
彼の真実性は分からないけど、なんとなくいい人そうだから、本当かもしれないねという、漠然とした推測でmay beを使っています。
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これらの例文は、can beとmay beを入れ替えただけで日本語訳も同じですが、相手に与える印象は全く違います。can beの使い方は、確実ではないけど、それはありえるよねと言いたい時に使います。may beの使い方は、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないという時に使います。
can beとcould beの違いついて書いた記事もあるので、こちらの記事を合わせご覧になると理解が深まります。
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