「regarding / concerning」と「about」は、「~関して」や「~ついて」という似たような意味をもつ言葉ですが、それぞれの言葉の使い方に違いがあります。今回は、「regarding / concerning」と「about」の使い分けについて例文で解説していきます。
「regarding / concerning」と「about」の意味の違い
regarding / concerning・・・「~関して」
(フォーマルな表現)
about・・・「~ついて」
(カジュアルな表現)
簡潔に言うと、以上の内容が「regarding / concerning」と「about」の意味の違いになります。
「regarding」と「concerning」は、「~関して」という意味の前置詞です。これらはほとんど同じ意味なので、それぞれの言葉で言い換えることができます。
「regarding / concerning」は、フォーマルな場面で使われる表現です。たとえば、ビジネスシーンやニュース、論文など、形式的な硬い表現で使われます。
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「about」は、「~ついて」という意味の前置詞で、様々な場面で使われる一般的な言葉です。日常会話などで使うカジュアルな表現です。
ビジネスシーンで「about」を使ってはいけないというわけではありませんが、フォーマルな場面では「regarding / concerning」を使った方が、丁寧でプロフェッショナルな印象を相手に与えるので、「regarding / concerning」と「about」を使い分けると良いでしょう。
それでは、「regarding / concerning」と「about」の使い方の違いを簡単な例文で確認していきましょう。
「regarding / concerning」と「about」の使い方と使い分け
What is this regarding?
どのようなご用件でしょうか?
この例文は、職場の電話対応で相手に用件を尋ねる定番フレーズです。たとえば、職場に取引先から「May I speak to Mr. Taro Sato, pelase?(佐藤太郎さんをお願いできますでしょうか?)」という電話がかかってきたとします。
その電話の対応が「He’s not in right now. What is this regarding?(佐藤は席を外しておりますが。どのようなご用件でしょうか?)」このような受け答えになります。
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「regarding」を「concerning」に言い換えて「What is this concerning?(どのようなご用件でしょうか?)」と言っても意味と使い方は同じです。「regarding / concerning」は、日常会話ではほとんど使いませんが、フォーマルな場面では「regarding / concerning」と「about」を使い分けると良いでしょう。
What’s this about?
何のことですか?
この例文は、友人などの親しい相手との会話で分からないことがあった時に、「これって何のこと?」と尋ねる定番フレーズです。このように「about」はカジュアルな場面で使われる一般的な表現になります。
カジュアルな場面なので、「What is」が「What’s」に短縮されているところも注目してください。丁寧な対応の「What is this regarding?」では短縮されていません。
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