今回は、「nothing but~」と「anything but~」の意味と使い方についてです。
この2つはとても似ていますが、意味は全く違います。少しややこしい言い回しではありますが、基本の考えを理解していれば簡単です。
「nothing but~」と「anything but~」の言い換えについても例文で解説していきます。
「nothing but~」の意味と使い方
He thinks nothing but business.
彼は仕事のことばかり考えています。
nothing but~は、「~だけ」という意味になります。つまり、「nothing but ≒ only」ということになるので、onlyで言い換えると次のような例文になります。
He thinks only business.
彼は仕事のことだけを考えています。
「nothing but~」のようなbutの使い方は、あまり馴染がないかもしれませんが、butが「no」「any」「every」「all」「none」などの言葉の後に使われる場合は、「~を除いて」という意味になります。つまり、この場合のbutは、except(~を除いて)という意味で使われているので、次のように言い換えることができます。
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He thinks nothing except business.
彼は仕事のこと以外何も考えていない。
「~ばかりする」「~だけする」「~以外~ない」など、訳し方はいろいろありますが、意味は同じようなものです。
いろいろな訳し方があって分かりにくいという場合は、「動詞 + nothing but~」で「~ばかりする」と覚えると分かりやすいのではないでしょうか。「~ばかり」「~だけ」なので、「nothing but ≒ only(~だけ)」に言い換えることができます。
「anything but~」の意味と使い方
He thinks anything but business.
彼は仕事のこと以外なら何でも考えています。
「動詞 + anything but~」で「~以外なら何でもする」という意味にあります。「~ばかりする」「~だけする」という意味の「動詞 + nothing but~」とは、反対の意味になります。
ですから、「anything but~」を否定文にすることで、「nothing but~」を言い換えることができます。
He thinks nothing but business.
彼は仕事のことばかり考えています。
He doesn’t think anything but business.
彼は仕事のこと以外何も考えていません。
「anything but~」で使われているbutも、except(~を除いて)で言い換えることができます。
He thinks anything except business.
彼は仕事のこと以外なら何でも考えています。
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まとめ
今回の内容は、少しややこしい言い回しなので、要点だけまとめてみます。
「nothing but~」・・・「~だけ(≒only)」
「anything but~」・・・「~以外なら何でも」
上の図のように、「nothing but A」は、Aのエリア(黄色のエリア)だけを示しています。一方、「anything but A」は、Aのエリア以外を示しています。
そもそも、nothing(何もない)とanything(何でもある)は反対の言葉です。「nothing but~」は、「anything but~」の否定文で言い換えることができます。
また、「no」「any」「every」「all」「none」などの言葉の後に使われるbutは、「~を除いて」という意味になるので、except(~を除いて)で言い換えることができます。
「nothing but ≒ nothing except」
「anything but ≒ anything except」
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