「look up」と「look into」は、どちらも「調べる」という意味の句動詞ですが、それぞれの言葉がもつニュアンスに違いがあるため、使い方が異なります。
また、「look up」と「look into」には、「調べる」とは別の意味もあるので、まずは、これらの言葉の意味から確認していきましょう。
「look up」と「look into」の意味の違い
「look up(調べる,見上げる)」
辞書やインターネットなどで軽い調べものをする時に使うことが多い。
「look into(調査する,覗き込む)」
事件などをじっくりと調べる時に使うことが多い。
簡潔に言うと、以上の内容が「look up」と「look into」の意味の違いになります。
「look up」は、中学英語で「見上げる」という意味で学習しましたが、この使い方の「look up」は、自動詞の「look」と副詞の「up」を組み合わせたものです。
他動詞の「look」と副詞の「up」を組み合わせると「調べる」という意味になります。
「look up」を「調べる」という意味で使う場合は、たとえば、辞書で分からない単語の意味を調べたり、インターネットで知らない言葉を検索したり、軽い調べものをする時に「look up」を使うことが多いです。
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「look into」は「look up」よりも、もっとじっくりと深く調べるというニュアンスがあります。
副詞の「into」は、対象に入り込んでいるイメージがある言葉で、対象に関心を抱いて夢中になっているニュアンスがあります。ですから、「look into」は「調査する」という意味合いが強いのです。
たとえば、事件の真相を究めるために、じっくり調べる時に「look into」を使うことができます。
また、「look into」は、視線が入り込むというイメージで「覗き込む」という意味でも使うことができます。
それでは、「look up」と「look into」の使い方の違いを例文で確認していきましょう。
「look up」と「look into」の使い方の違い
I looked up the word on the internet.
私はその言葉をインターネットで調べた。
「look up」を「調べる」という意味で使う場合は、「look」が他動詞なので、前置詞を必要としません。ですから、前置詞無しで「look up 名詞」の形で使います。
この例文では、「looked up」の後に、前置詞無しで「the word(言葉)」という名詞が使われています。
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「look up」を「見上げる」という意味で使う場合は、「look」が自動詞なので、必ず前置詞を伴います。ですから、「Look up at the sky.(空を見上げてごらん。)」のように、前置詞の「at」を伴って「look up at 名詞」の形で使うことが多いです。
そのため、「look up」の「調べる」と「見上げる」の意味の違いは、前置詞が有るか無いかの使い方の違いで判断することができます。
「look up」に前置詞の「to」が伴って「look up to 人」の形で使うと、人を見上げるというニュアンスから「尊敬する」という意味なります。「look up to」の使い方については、以前に書いた記事があるので合わせてご覧ください。
We have to look into why this is happening.
私たちは、なぜこれが起こっているのかを調査しなくてはいけません。
「look into」を使ったこの例文は、「look up」のように軽い調べものとは違い、何が起こっているのかという事件の真相を究明する意味合いで使われています。
このように、物事をじっくりと深く調査する時には、「look into」を使うことができます。
日常会話で「look into」を使う場合は、「調査する」という意味よりも、「覗き込む」という意味で使うことが多いように思えます。たとえば、「He looked into my smartphone.(彼が私のスマホを覗き込んできた。)」このような使い方をします。
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