「look up to」「respect」「admire」は、「尊敬する」という意味で使われますが、それぞれがもつニュアンスに違いがあります。
これらは似たような意味をもつ英語ですが、尊敬する相手に対して抱く気持ちに違いがあるのです。
今回の記事では、「look up to」「respect」「admire」の違いと使い方について例文で解説します。
「respect」「look up to」「admire」の違い
He respects that football player.
彼はあのサッカー選手を尊敬している。
He looks up to that football player.
彼はあのサッカー選手を尊敬している。
この2つの例文は、どちらも同じ和訳になっていますが、それぞれがもつニュアンスに違いがあります。
He respects that football player.の場合は、サッカー選手に対して彼は尊敬の気持ちを抱いているという意味合いになります。敬意を払っているという感じです。
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一方、He looks up to that football player.の場合は、彼はあのサッカー選手に対して尊敬の気持ちを抱いているだけでなく、できればあのサッカー選手のように自分もなりたいと思っているという意味合いになります。
「respect」は、相手が尊敬に値する人物だと示すだけですが、「look up to」は、羨望の眼差しで尊敬する人を見上げているような、いつかその人のようになりたいと思うようなニュアンスがあるのです。
He admires that football player.
彼はあのサッカー選手に憧れる。
「admire」は、「憧れる」や「賞賛する」という意味があります。「respect」のように相手に「敬意を払う」という意味合いとはニュアンスに違いがあり、使い方も異なります。
例文では、あのサッカー選手のプレイが凄いなぁと素晴らしいなぁと賞賛して憧れるとった意味合いになります。
「look up to 人」は、「人を尊敬する」という意味で使われます。look up(見上げる)と言っていることで、尊敬できる人を見上げている感じが分かると思います。
「look up to 人」の反対の英語表現で、「look down on 人」という英語表現もあります。それらの意味の違いと使い方を例文で確認していきましょう。
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「look up to 人」と「look down on 人」
You must not look down on the poor.
あなたは貧しい人を見下してはいけません。
「look up to 人」の意味は、「人を尊敬する」でしたが、それとは反対に「look down on 人」にすると「人を見下す」という意味になります。
例文は否定文なので、「見下してはいけない」という意味で使われています。ここで注目したいのが前置詞が「on」であるということです。
「look up to 人」の場合は、使われている前置詞が「to」でした。toは後ろにくる内容を指し示す「矢印⇒」の役割をもつ前置詞です。つまり、見上げているその先に尊敬する人がいるというイメージです。
一方、「look down on 人」の場合は、使われている前置詞が「on」です。onは後ろにくる内容に接触しているイメージをもつ前置詞です。look down(見下ろす)ですから、上から下へ見下すような軽蔑の眼差しが相手に圧をかけてのしかかるイメージができると思います。
toのように相手に向かっての単なる「矢印⇒」ではないのです。onは相手に接触して圧をかけるようなニュアンスになると思います。あまり感じの良い表現ではないので、できれば否定文で使いたいものですね。
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