今回は、「impose A on B」の意味と使い方を例文で解説していきます。動詞のimposeがもっている意味や、前置詞のonがもっているニュアンスなどを考えながら、この英熟語の使い方を確認していきましょう。
「impose A on B」の意味
impose・・・「課す,押しつける」
(難しいことや好ましくないことを強いる。)
impose A on B・・・「BにAを課す,BにAを押しつける」
imposeは「課す,押しつける」という意味の動詞で、相手にとって難しいことや、時には好ましくないことでも強要するというニュアンスがある言葉です。
たとえば、税金を課したり、罰を与えたり、義務を負わせたりする時に、imposeを使います。または、自分の考えを相手に強制的に押しつける時にも、imposeを使うことができます。
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imposeは、「impose A on B(BにAを課す,BにAを押しつける)」という形でよく使われます。「impose A on B」のAの部分には、具体的に何を強いるのかという言葉が入ります。たとえば、「税金」「罰」「義務」「考え」などがAの部分に入ります。
「impose A on B」Bの部分には、「税金」「罰」「義務」「考え」などを強いる対象が入ります。税金が課せられる「物」であったり、罰を強いられる「人」などがBの部分に入ります。
それでは、「impose A on B」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「impose A on B」の使い方
The government will impose a new tax on its imports starting next year.
政府は来年からその輸入品に新たな税金を課すことになります。
この例文は、輸入品に対する税金を課すという意味で、imposeを使っています。「impose A on B」のAの部分には「a new tax(新しい税金)」が入り、税金を課す対象となるBの部分には「its imports(その輸入品)」という言葉が使われています。
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We should not impose our values on others.
私たちは自分の価値観を他人に押しつけるべきではない。
imposeは、税金、罰、義務だけでなく、例文の内容のように意見や価値観などを相手に「押しつける」と言いたい時にも使うことができます。
「impose A on B」の「on」は接触関係を表す前置詞です。「on」は「~の上に」と訳しがちですが、実は水平・垂直方向を問わずに対象とくっついた状態を表す言葉です。
たとえば、「cup on the table(テーブルのコップ)」はコップとテーブルが接触している状態を表しています。また、「poster on the wall(壁のポスター)」も、ポスターと壁がくっついた状態を表しています。
imposeは「課す,押しつける」という意味の動詞なので、対象にくっついて密接な関係を表す前置詞のonとの組み合わせがとても良いわけです。
I don’t mean to impose it, but can I ask you a question?
強要するつもりはありませんが、あなたに質問してもいいですか?
この例文では、「I don’t mean to impose it on you.(私はあなたにそれを強要するつもりはありません。)」の「on you」が省略されています。例文の「it(それ)」は、あなたが私の質問に答えることを指し示しています。
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