今回は「not to mention」と「needless to say」の意味と使い方の違いを例文で解説していきます。「not to mention」と「needless to say」はどちらも「言うまでもない」ことを意味する類似表現ですが、それぞれの使い方に違いがあります。
「not to mention」と「needless to say」はどちらも一般的に使われる表現なので、これを機会にしっかり覚えておきましょう。まずは、それぞれの言葉の意味の違いから確認していきましょう。
「not to mention」と「needless to say」の意味の違い
not to mention・・・「~は言うまでもなく,~に加えて」
特定の主題に対して別の点を述べる時に使う
needless to say・・・「言うまでもなく,もちろん」
言うまでもなく何かが明白な時に使う
簡潔に言うと、以上の内容が「not to mention」と「needless to say」の意味の違いになります。「not to mention」と「needless to say」は独立不定詞と呼ばれるもので、不定詞を含んだ熟語がそと関連する文章全体を修飾する働きがあります。
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「not to mention」に使われている「mention」は「言及する,簡単に述べる」という意味に動詞です。それを「not」で否定しているので、「~は言うまでもなく」という意味になります。「mention」は話のついで簡単に述べるというニュアンスがある言葉なので、「not to mention」は、まず特定の主題があって、それに別の点を付け加える形で使うことが多いです。
「needless to say」に使われている「needless」は「不必要な」という意味の形容詞です。「say」は「言う」という意味の動詞なので、「needless to say」で「言うまでもなく」という意味になります。
「not to mention」と「needless to say」は、どちらも不定詞を含んだ類似表現ではありますが、それぞれの使い方に違いがあります。次では、例文をつかって使い方を確認していきましょう。
「not to mention」と「needless to say」の使い方の違い
not to mention・・・文中で使うことが多い
needless to say・・・文頭で使うことが多い
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Emi speaks English, not to mention Japanese.
エミは日本語は言うまでもなく英語も話します。
この例文では、まず、エミは英語を話すという主題があって、その話題にエミは日本人だから日本語も話すことは言うまでもないけどねと付け加えています。
「mention」は話のついでに「ちょっと言っておく」というニュアンスがある言葉なので、「not to mention」は、話の流れで文中に使われることが多いです。
Needless to say, health is important in life.
言うまでもなく、健康は人生において重要です。
「needless to say」は「It is needless to say that ~(~については言うまでもない)」に使われている形式主語の「It」を省略したものです。
形式主語の「It」を使った「It is needless to say that health is important in life.(言うまでもなく、健康は人生において重要です。)」では、まず先に「It is needless to say」でわざわざ言う必要はないんだけどねと前置きを言ってから、that節以降に、「health is important in life.」で人生において健康は重要だよと本題を言っています。
ですから、「needless to say」の場合も同じで、「言うまでもなく」という意味の前置きフレーズとして文頭に使われることが多いです。文頭に使った「needless to say」は、その後に続く文章全体を修飾する使い方をします。
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