「close」は「閉じる」という動詞の意味がよく知られていますが、「close」にはその他にも形容詞の意味もあります。
今回は「be close to」「get close to」「come close to doing」など、形容詞の「close」を使った英熟語の使い方を例文で解説していきます。まずは「close」の形容詞の意味から確認していきましょう。
「close」の形容詞の意味
close・・・「形)接近した,類似した」
時間的または空間的に接近したことを表す
形容詞の「close」の意味は、使う状況によっていろいろな訳し方ができますが、基本的には、時間・空間・頻度などが「接近した」ことを表す言葉です。
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動詞の「close」は「閉じる」という意味ですが、扉が閉まる時は扉の端と端がくっつくように近づいて閉まります。このように扉の端と端が徐々に接近していく様子をイメージすると、動詞の「閉まる」との関連性で「close」の「接近した」という形容詞の意味が覚えやすいのではないでしょうか。
何らかの対象と「近い」状況にあるということから、「類似した」状態や「親しい」状態を表すことができます。
「be close to」「get close to」の意味と使い方
be close to・・・「~と近くにいる,~と仲が良い」
get close to・・・「~に近づく,~と仲良くなる」
形容詞の「close」は、何かが「接近している」様子を表す言葉です。たとえば、「Here is close to the station.(ここは駅の近くです。)」と言えば、近い状態を表すことができます。しかし、その接近した対象が「人」であった場合は、「~と仲が良い,~と親しい」という意味で使うことがあります。
She is really close to my family.
彼女は私の家族と本当に仲が良いです。
この例文で使われている「be close to」は「~と仲が良い」という意味になります。お互いの気持ちの距離が「接近した,近い」状態にあると考えると、人と親しいという関係が分かりやすいのではないでしょうか。
「close」は親しい関係を表すことができるので、「a close friend(親友)」という表現もあります。
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I want to get close to them.
私は彼らと仲良くなりたい。
「be動詞」の代わりに「get」を使って「get close to」と言うと、相手と親しい状況に「変化」する様子を表すことができます。
「be動詞」を使った「be close to」は、「~と仲が良い」状況にあるという「状態」を表すことができます。一方、「get」を使った「get close to」は、親しい間柄ではない状況から「~と仲良くなる」という状況の「変化」を表すことができます。「be動詞」は「状態」を表し、「get」は「変化」を表すという違いがあります。
「come close to doing」の意味と使い方
come close to doing・・・「もう少しで~するところ」
He came close to quitting his job.
彼はもう少しで仕事を辞めるところだった。
この例文で使われている「come close to doing」は「もう少しで~するところ」「~する寸前」という意味になります。
この例文では職務上のミスや人間関係の悪化などで、仕事を辞めざるおえない状態が「近い」、そして退職する寸前だったという意味で使われています。
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