今回は「apply for」と「apply to」の違いを例文で解説していきます。
「apply for 名詞」と「apply to 名詞」は、どちらも「申し込む,申請する,応募する」という意味になりますが、それぞれの使い方に違いがあります。
これらの言葉の違いは、前置詞の「for」と「to」の使い方の違いでもあります。
「apply for」と「apply to」の違い
「apply for」の後には「申し込む目的」がくる。
「apply to」の後には「申請先(個人名や組織名など)」がくる。
簡単に言うと、以上の内容が「apply for」と「apply to」の違いになります。
「apply for」の後には、どうして申し込むのかという具体的な「目的」を表す名詞がきます。たとえば、奨学金を貰うための申請だったり、新しい職場を希望する申請だったり、申し込みたい目的を表す言葉が後ろにきます。
「for」は、その後ろにくる名詞に「気持ちを向ける」という特徴がある前置詞です。気持ちを向けているだけなので、「必ずしもその気持ちが対象に届くとは限らない」のが特徴です。たとえば、奨学金を貰うために申請しても、必ずしも貰えるわけてはありませんし、新しい職場を希望する申請をしたとしても会社の事情で異動することができない場合もあります。
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一方、「apply to」の後ろには個人名や組織名などの「申請先」を表す名詞がきます。たとえば、大学に出願書類を送って申し込む場合は、「apply to」の後ろに申請先の大学を表す名詞がきます。
「to」は、その後ろにくる名詞を指し示す「矢印⇒」のような役割をする前置詞です。そして、その後ろにくる名詞に何らかの情報が「必ず届く」という特徴があります。大学に出願書類を送れば、申請先の大学に必ず届きます。
それでは、「apply for」と「apply to」の使い方の違いを、簡単な例文で確認していきましょう。
「apply for」の使い方
He want to apply for the new position at his job.
彼は仕事で新しい役職に出願したい。
この例文では、彼は新しい役職に願い出たいという気持ちを表した内容になっています。「apply for」の後には「the new position(新しい役職)」という出願する「目的」を表す言葉が使われいます。
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彼が新しい役職になるため出願して、自分の気持ちを示したとしても、彼の力量や会社の事情などで必ずしも新しい役職につけるとは限らない。前置詞の「for」は対象に気持ちを向けるという働きがあり、その気持ちは必ずしも届くとは限らないという特徴があります。
「apply to」の使い方
He want to apply to that university.
彼はその大学に出願したい。
この例文では、彼はその大学に出願書類を送って受験したいという内容になっています。「apply to」の後には、出願書類を送る「申請先」を表す名詞がきます。例文では受験する「that university(その大学)」という言葉が使われています。
彼が出願後に試験をして合格するかは分かりませんが、出願書類は必ず大学に届きます。このように「to」は必ず届くという特徴があります。
前置詞の「to」と「for」の使い分けについては、以前に書いた記事があるので合わせてご覧ください。
前置詞のtoとforには、それぞれに相性の良い動詞があります。
toとforの違いは、動詞との組み合わせで使い分けることができます。前置詞としてのtoとforの意味はいくつかありますが、まずはそれぞれの感覚の違いについて簡単に解説していきます…
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