今回は、「much」を使った比較級の強調表現についてです。その中でも日常会話で使う頻度の高い「much better than」の使い方を例文で解説していきます。この表現は「than」以降を省略して「much better」だけで使うことも非常に多いです。
まずは、「much better than」の意味から確認していきましょう。
「much better than」の意味
「A is much better than B」・・・「BよりもAのほうがずっと良い」
中学英語で学習した比較級の基本の形は「A is 比較級 than B(BよりもAのほうが比較級だ)」です。この「比較級」の部分の前に「much」を置くことによって「(~よりも)ずっと良い」と強調することができます。
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「much」は、物理的な量の多さ、または物事の程度の大きさ表す言葉で、形容詞または副詞の比較級を強調して「ずっと,はるかに,断然」という意味で使うことができます。
「much 比較級 than」の「比較級」の部分には様々な比較級を使うことができますが、今回は日常会話で使う頻度が高い「much better than」の使い方を一例として解説します。
「much better than」の使い方
It was much better than I had expected.
それは私が期待していたよりずっと良かった。
この例文は、主語の「It(それ)」と「I had expected(私が期待していた事)」を比較して、「It(それ)」のほうがはるかに良かったという内容になっています。
「better than」だけでは「~より良い」という意味ですが、それを「much」を使って強調して「much better than」で「~よりずっと良い」「~よりはるかに良い」「~より断然良い」などのように訳すことができます。
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ちなみに「期待していたよりもずっと悪かった」「すごく期待外れだった」と言いたい時は比較級の「worse」を使って「It was much worse than I had expected.(それは私が期待していたよりずっと悪かった。)」このように表現することができます。
I’m feeling much better now.
今は気分がずっと良くなっています。
この例文は、「I’m feeling much better now than before.(私は以前よりも今のほうがずっと気分が良くなっています。)」の「than before(以前よりも)」の部分を省略したものです。会話の流れで比較対象を表す「than~」以降の部分をわざわざ言わなくても相手に伝わるので、この部分は省略されることが多いです。
2つのものを比べて、どちらか一方が断然良いと強調して言いたい場面は、日常会話の中でよくあることだと思います。そんな時に極端な話ですが、「Much better.(ずっと良いよ。)」だけでも話の流れで相手に伝えることができます。
もう少し詳しい内容が知りたいという方は、以前に比較級と最上級の強調表現について書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
今回は、英語の比較級と最上級の強調表現を解説していきます。比較級は「~よりももっと~」、最上級は「最も~だ」という意味で、どちらもすでに強い言い方ですが、「much」「very」「by far」などを使うことで、それをさらに強調することができます…
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