今回は、「run short of」と「be short of」の意味と使い方を例文で解説していきます。
これらの熟語で共通している「short」という単語は、「短い」という意味でよく知られていますが、実はshortには他にも重要な意味があります。
まずは、「run short of」と「be short of」の意味の違いを確認してから、具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「run short of」と「be short of」の意味
「run short of」・・・「~が不足する」(変化を表す)
「be short of」・・・「~が不足している」(状態を表す)
形容詞の「short」は、長さを表す時は「短い」「低い」という意味になりますが、数量を表す時は「足りない」という意味になります。短いということは、何かに届かないということなので、足りないという意味になることがイメージできると思います。
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「run short of」と「be short of」は、どちらも足りないことを表す熟語ですが、「run short of」は、何かが不足するという「変化」や「動作」を表します。一方、「be short of」は、何かが不足している「状態」を表す時に使うという違いがあります。
一般動詞の「run」は変化や動作を表します。be動詞の「be」は状態を表すという違いです。
それでは、「run short of」と「be short of」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「run short of」の使い方
We are running short of money.
お金が足りなくなってきています。
この例文では、現在進行形を使って、お金が不足しつつあることを表しています。すでに述べていますが、「run short of」は変化や動作を表す言葉なので、例文のように進行形との相性が良い言葉です。
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We have run short of tea.
紅茶が切れています。
この例文のrunは過去分詞です。(現在形:run / 過去形:ran / 過去分詞:run)つまり、例文は現在完了を使って、過去から現在に至るまで継続してずっと紅茶の葉が減ってきている様子を表しています。「run short of」を完了形で使うこともよくあるので、合わせて覚えておきましょう。
「be short of」の使い方
We are short of hands for the event.
イベントのための人手が足りません。
「be short of」は、不足している状態を表す言葉です。この例文では、イベントのために必要な人手が不足しているという現在の状態を「be short of」で表しています。handsは「人手」という意味です。
「run short of(~が不足する)」と「be short of(~が不足している)」これらとよく似た言葉で「run out of(~がなくなる)」と「be out of(~がない)」があります。それぞれの意味の違いは、shortは不足しているだけで、outは完全に使い果たして無くなっているという違いです。
以前に「run out of」について書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
今回は、英語で「~を使い果たす」「~切れ」という意味になる「run out of~」の使い方を例文で解説していきます。
「run out of~」の意味は、runを「走る」と訳していると、なかなかイメージをつかむことができないと思うので、まずは、「run」がもつイメージを確認してから、「run out of~」の意味と使い方について例文で解説していきます…
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