「wish」と「hope」は、どちらも「望む」という似たような意味をもつ動詞ですが、それぞれの使い方に違いがあります。たとえば、あなたが将来の夢を語る時に「I wish~(私は~を望む)」と「I hope~(私は~を望む)」のどちらを使うべきなのか分かりますか?(答えは記事の後半をご覧ください。)

今回は、「wish」と「hope」の違いと使い分けについて例文で解説していきます。まずは、それぞれの言葉の意味の違いから確認していきましょう。

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「wish」と「hope」の意味の違い

「wish」・・・実現不可能な願望を表す
「hope」・・・実現可能な願望を表す

簡潔に言うと、以上が「wish」と「hope」の意味の違いになります。「wish」は、「I wish I were(was) a bird.(私が鳥だったらいいのに。)」のように、現実離れした実現不可能な願望を表す時に使います。もしも鳥になれたら自由に空を飛ぶことができるのにという願望はあっても、人が鳥になることはできない。

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一方、「hope」は、「I hope for your happiness.(あなたの幸せを願っています。)」のように、実現可能な願望を表す時に使います。あなたが幸せになることは実現可能な願望です。この表現に「I wish~」を使ってしまうと、あなたが幸せになるのは実現不可能な夢だという意味になってしまうので失礼な表現になってしまいます。

「wish」は実現不可能な願望を表し、「hope」は実現可能な願望を表すという違いがあるので、状況に応じて使い分ける必要があります。

それでは、「wish」と「hope」の使い方の違いについて例文で確認していきましょう。

wish-hope-違い-使い分け-意味-使い方-例文-画像1

「wish」と「hope」の使い分け

「wish」・・・実現不可能な願望で「残念な気持ち」
「hope」・・・実現可能な願望で「期待する気持ち」

「wish」と「hope」の使い分けのポイントとして、wishの「残念な気持ち」と、hopeの「期待する気持ち」の違いに注目してみましょう。

「wish」の使い方

I wish Emi was in the same class.
 
エミが同じクラスだったらいいのに。

この例文は、友人のエミと違うクラスになってしまい、すでにクラス分けが済んだ後に「エミが同じクラスだったらいいのに」と叶わぬ願望を言っているという内容です。このように「wish」は現実不可能な願望を表すので、「残念な気持ち」を表す時に使うことが多いです。

「I wish~」の後は過去を表す文章が続きます。例文では、「Emi was in the same class」の動詞が「was」になっていることに注目してください。これがなぜ過去の表現になるのかという理由については諸説ありますが、一説には、過去の表現にすることで、現実と叶わぬ願望との距離感を表していると言われています。「I wish + 過去を表す文章」これが使い方の基本の形です。

補足ですが、昔の学校教育では「I wish~」の後のbe動詞は複数形の「were」を使うと学習した方がいると思いますが、現在では「was」を使うのが一般的になっています。ただし、「were」を使っても間違いではありません。

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「hope」の使い方

I hope Emi is in the same class.
 
エミが同じクラスならいいな。

この例文は、クラス分けされる前に、今度のクラス替えは友人の「エミと同じクラスならいいな」と自分の願望を言っています。このように「hope」は実現可能な願望を表す時に使うので、「期待する気持ち」を表す時に使うことが多いです。

「wish」を使った「I wish Emi was in the same class.」は、クラス替えの後に「残念な気持ち」を表し、「hope」を使った「I hope Emi is in the same class.」は、クラス替えの前に「期待する気持ち」を表しているという違いがあります。これらの意味は全く違うので使い分ける必要があります。

wish-hope-違い-使い分け-意味-使い方-例文-画像2

将来の夢を語る時は「wish」と「hope」のどっち?

I hope to become a doctor in the future.
 
将来は医者になれたらいいな。

将来の夢とは、たとえ周りの人たちから実現不可能だと思われていても、自分は実現可能だと思うものです。ですから、自分の夢が叶うという「期待する気持ち」を込めて「hope」を使いましょう。

この例文では、将来は医者になるという願望を表して「hope」を使っています。もしも「wish」を使って「I wish I was a doctor.(私が医者だったらいいのに。)」と言うと、医者になる夢を諦めている、または医者ではない自分を残念に思うという表現になってしまいます。

むしろ、将来の夢を語る時は自分の欲求を表す「want to(~したい)」を使って「I want to become a doctor in the future.(将来は医者になりたいです。)」と言ってもいいくらいです。

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