「easily」と「easy」は、とても似た単語ですが、使い方に違いがあります。
これらの使い方の違いは、副詞と形容詞の使い方の違いとも言えます。
今回の記事では、easilyとeasyの使い方の違いや、英語で「~しやすい」と言いたい時の表現を例文で解説していきます。
「easily」と「easy」の違い
「easily」・・・副詞
「easy」・・・形容詞で使われることが多い
以上の違いがあります。easyは、副詞としての使い方もありますが、主に形容詞で使われます。
easyを副詞として使うことが全くないわけではありません。たとえば、Take it easy.(気楽にね。)のように決まり文句のようなフレーズで副詞として使われることがあります。ただし、easyの副詞的用法は、このような一塊の決まり文句に使われる程度で、一般的にはeasyを形容詞で使うことが多い。
easilyは副詞で、easyは形容詞なので、それぞれの使い方にも違いがあります。それでは、easilyとeasyの使い方の違いを簡単な例文で確認していきましょう。
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「easily」の使い方
He easily gets angry.
彼は怒りやすい。
easilyは、「簡単に」という意味の副詞です。副詞は、形容詞または動詞を修飾する働きがあります。easilyの場合は、動詞を修飾することが多い。
この例文では、「easily(簡単に)」が「gets angry(怒る)」を修飾しています。簡単に怒るということは、つまり「起こりやすい」という意味になります。
副詞のeasilyは動詞のgetsを修飾しているので、easilyを動詞の前に置く使い方が基本の位置ですが、日常会話ではeasilyを文末に使うことも多い。
He gets angry easily.
彼は怒りやすい。
この例文では、最初にHe gets angry(彼は怒る)と言ってから、easily(簡単にね)と付け加えています。むしろ、会話ではこの語順の方が自然な表現になります。語順が変わっても副詞のeasilyが動詞のgetsを修飾していることには違いがありません。
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「easy」の使い方
He is easy to get angry.
彼は怒りやすい。
easyは、「簡単な」という意味の形容詞です。形容詞はbe動詞と一緒に使うことが多い。また、形容詞は名詞を修飾する働きがあります。
例文では、easy(簡単な)が、to get angry(怒ること)という名詞のかたまり(不定詞)を修飾しています。名詞を修飾するのでeasyを使う位置は修飾する名詞の前で、be動詞の後ろになるのが基本です。
例文の内容は、最初にHe is easy(彼は簡単になりやすい)と言ってから、次にto get angry(怒ること)と説明を加えています。彼は簡単に怒っている状態になりやすい、つまり、彼は怒りやすいという意味になります。
「暑がり」や「寒がり」など「~しやすい」を英語で表現
I get hot easily. / I feel hot easily.
私は暑がりです。
I get cold easily. / I feel cold easily.
私は寒がりです。
副詞のeasilyや形容詞のeasyを使うことで、英語で「~しやすい」と表現することができます。この「~しやすい」という表現をhot(暑い)やcold(寒い)と一緒に使うことで、「暑がり」や「寒がり」といったことを言うことができます。
英会話でも日本語の会話でも同様に、天気の話や気温の話をする場面はよくあることです。今日の天気の話や、エアコンの温度調整をお願いする時など、「暑がり」や「寒がり」と言いたい場面はあると思います。
そんな時に、副詞のeasilyと動詞のgetやfeelなどを使って表すことができます。特にeasilyはgetと相性が良いので合わせて覚えておくと良いでしょう。
副詞のeasilyをgetやfeelなどの動詞と一緒に使うことで、英語で「~しやすい」と表現することができます。もちろん形容詞のeasyを使って、I am easy to feel hot.(私は暑がりです。)とも言えますが、to feel hotのように不定詞の名詞的働きがあって使い方がややこしいと感じ場合は、I feel hot easily.の方がとても分かりやすい。I feel hot(私は暑く感じる)と言った後にeasily(簡単にね)と付け加えるだけです。
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