今回は、名詞と動詞で意味が異なる「notice」の使い方について例文で解説していきます。
また、動詞の「notice」「realize」「recognize」は、いずれも「気付く」という意味になりますが、それぞれの使い方に違いがあります。
これらの使い分けについても例文で確認していきましょう。
「notice」の意味と使い方
noticeは、名詞と動詞で違う意味を持つ単語です。noticeの名詞は「通知」という意味なので、動詞で使うと知らせるという意味になりそうですが、noticeの動詞の意味は「気付く」という意味になります。「知らせる」という動詞はnotifyという別の単語があります。このように間違いやすいので、noticeの意味と使い方について例文で確認していきましょう。
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名詞:notice(通知,お知らせ,予告)
It was such a short notice.
それはとても急な知らせでした。
short noticeで、「急な知らせ」という意味になります。suchは「とても」という意味の形容詞です。suchの後ろには、必ず名詞または名詞のかたまりがくる使い方になるので、例文のnoticeが名詞として使われていることが分かると思います。
日常生活では、メールのお知らせや標識、掲示板などで名詞のnoticeが使われます。「noticeboard(掲示板)」
Product prices are subject to change without notice.
商品価格は予告無しで変更されることがあります。
「通知」や「お知らせ」という意味からも連想できると思いますが、noticeには「予告」という意味もあります。
例文では、without notice「予告無しで」という意味で使われています。
動詞:notice(気付く)
I noticed that there was a stain on my shirt.
私はシャツに染みがあることに気付いた。
noticeは、動詞として使うと「気付く」という意味になります。この例文は、自分のシャツにシミがあることを目で見て気付いたという状況です。
このように、目で見て気付いたり、または音を聞いて気付いたり、においを嗅いで気付いたり、触覚、味覚など五感で何かに気付く時に動詞のnoticeが使えます。
noticeの他にも、「気付く」という意味の動詞で「realize」と「recognize」があります。これらの意味と使い方の違いについて例文で確認していきましょう。
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「notice」「realize」「recognize」の違い
「notice」・・・五感で気付く
「realize」・・・頭でよく考えて状況に気付く
「recognize」・・・見覚えがある、聞き覚えがあることに気付く
以上の内容が「notice」「realize」「recognize」の違いです。「notice」の使い方はすでに述べているので、「realize」と「recognize」の使い方の違いについて例文で確認していきましょう。
I just realized that I left my smartphone on the train.
私はスマートフォンを電車に置き忘れたことを気付いた。
realizeは、頭でよく考えて状況に「気付く」、その状況を「理解する」という意味の動詞です。
この例文では、スマートフォンを何処で失くしたのかをよく考えた結果、電車の中に置き忘れたことに気付いたという使い方になります。
I recognized him by his mustache.
私は彼の口髭で見覚えがあることに気付いた。
recognizeは、見覚えがある、聞き覚えがあることに気付くという意味で使われます。以前に見たことがあったり、聞いたことがあったり、においを嗅いだことがあったりなど、あらかじめ知っていたことに気付くという使い方です。
recognizeは、「認証する」「見分ける」「分かる」といった意味があり、この例文では、彼のトレードマークの口髭を見て、やっと彼だと分かったという意味になります。
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