speak/talk/tell/sayの違いと使い分けを例文で解説!

「speak / talk / tell / say」は、全て「話す」という意味で訳されることが多いですが、それぞれの単語がもつイメージには大きな違いがあります。

これらの動詞を使い分けるためには、それぞれが持つイメージを理解することが大切です。

今回の記事では、「speak / talk / tell / say」の違いと使い方について例文で解説していきます。

Sponsored Links

「say」が持つイメージの違いと使い分け

sayの持つイメージと最も近い日本語は「言う」です。

sayの場合は、「言う」という動作自体に焦点があてられているので、何を言ったのか「言った内容」を明確にすることが重要です。

ですから、sayの後には言った内容を表す文章がくるので「say + 物」の形になることが多い。「say that~」のように接続詞のthatで区切った後に言った内容を説明する文章が続く場合もあります。

Sponsored Links

Your teacher says, “You are excellent.”
 
あなたの先生は「あなたは優秀だ」と言っているよ。

Your teacher says that you are excellent.
 
あなたの先生は「あなたは優秀だ」と言っているよ。

sayの後にはyou are excellent「あなたは優秀だ」という先生が言った内容が明確になっています。

「say that~」のthatは接続詞のthatです。口語体だと接続詞のthatが省略されることがあるので、この2つ例文はどちらも同じ意味になります。

speak-talk-tell-say-違い-使い分け-例文-画像1

「tell」が持つイメージの違いと使い分け

tellの持つイメージと最も近い日本語は「伝える」です。

tellは、相手に伝えるということに焦点がおかれている動詞です。

ですから、誰に伝えるのかという相手を明確にする必要があるので、tellの後には必ず伝える対象となる相手を示す単語がきます。たとえば「tell + 人 + about + 物」という形になることが多い。

sayの場合は、その後に何を言ったのか「言った内容」を表す文章がきましたが、tellの場合は、誰に伝えるのか「伝える相手」を示す必要があります。

He told me about his travel plan.
 
彼は彼の旅行の計画について私に話した。

tellの過去形はtoldです。この例文では、He told me(彼が「私に」話した)というように伝える相手が明確になっています。

伝える内容については、aboutの後にhis travel plan(彼の旅行の計画)と説明が加えられています。

Sponsored Links

「talk」が持つイメージの違いと使い分け

talkの持つイメージと最も近い日本語は「話す」です。

一方的に言葉を発しているのではなく、相手と会話するイメージが強いです。

sayのように「言う」動作自体の意味合いが強いわけでもなく、tellのように何か特定の内容を「伝える」意味合いが強いわけでもなく、talkの場合はお互いに言葉を交わして話し合っているというイメージの違いがあります。

tellは、相手に「伝える」ということに焦点があてられている単語ですが、お互いが旅行について話し合っている「トークしている」という意味合いが強い場合は、talkを使った方がより自然な表現になります。

日常会話でtellとtalkよく使う動詞なので、これらの違いをしっかり理解して使い分けましょう。

He talked to me about the plan of our trip.
 
彼は私たちの旅行の計画について私に話した。

この例文では、He talked to me「talk to 人」という形になっていますが、He talked with me「talk with 人」という形になることも多いです。

speak-talk-tell-say-違い-使い分け-例文-画像2

「speak」が持つイメージの違いと使い分け

speakの持つイメージは、「言葉(音)を発している」というイメージです。

たとえば、音を出す機械をスピーカー(speaker)と言ったり、大勢の人の前でスピーチをしている人のこともスピーカー(speaker)と言います。speakの名詞がスピーチ(speech)です。

speakは、口から発する言葉や音に焦点がおかれた動詞です。

ですから、tellやtalkのように話す相手がいなくても、speakは使うことができます。

English is spoken in Australia.
 
オーストラリアでは英語が話されています。

spokenはspeakの過去分詞です。この例文のように、話している相手が特定されていない場合でもspeakを使うことができます。

話す相手がいる場合は「speak to 人」「speak with 人」の形になることもあるのですが、友人など親しい人と話す場合はtalkを使う方が自然な表現になります。

「speak to 人」「speak with 人」と「talk to 人」「talk with 人」のように似たような使い方になることがありますが、それぞれのイメージは大きく違いがあるので、次のような使い分けができます。

speakは、あまり知らない人に話しかけた時のように、やや一方的に言葉を発した感じがします。たとえば、I spoke to you.(私はあなたに話しかけた。)のような使い方をします。

一方talkの場合は、お互いに言葉を交わしてじっくり話し合うイメージが強いです。たとえば、I want to talk with you.(私はあなたと話したい。)です。だからこそ、親しい相手と話す場合はtalkを使う方がより自然な表現になるのです。

PR:【30日間全額返金】ライザップがTOEICにコミット!ライザップイングリッシュ

Sponsored Links

おすすめの記事

now thatの意味と使い方を例文で解説!Now that you mention it.「そう言われてみれば」

look/see/watchの違いとは?「見る」を英語で使い分ける!

I’m sorryの意味は謝罪だけじゃない!例文「I’m sorry to hear that」を日本語にすると?

mean toの意味と使い方を例文で解説!

justの意味は「~だけ」以外にもある!justの使い方やネイティブの感覚について解説!

間違いやすい大人英語大人英語

英単語は「思い出す」ことで覚えていく

created by Rinker
朝日新聞出版
¥979 (2024/03/28 21:20:08時点 Amazon調べ-詳細)
PR

英単語を覚える時は、「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。1度覚えた英単語を忘れてしまった場合は、この3ステップを繰り返して、もう1度「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

たとえば、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を覚えたい場合は次の通りです。

1.「読む」
「recommend」の正しい発音を発音記号やGoogle翻訳の音声機能などを使って確認してから、声に出して「recommend」を読んでみる。

2.「書く」
「recommend」のスペルと意味を覚えるまで書く。

3.「話す」
具体的なシチュエーションを想定して、「recommend」を使った英文を作り、独り言でも良いので話してみる。

たとえば、友人の行きつけの飲食店に連れて行ってもらった時に、おすすすめのメニューを聞くというシチュエーションを想定して、「What do you recommend?(あなたのおすすめは何ですか?)」という英文を作って話してみる。

そして、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を名詞の「recommendation [rèkəməndéɪʃən](推奨)」に変えたら、どのような英文になるのかを考えてみる。答えは「What’s your recommendation?(あなたのおすすめは何ですか?)」になります。

これで、動詞の「recommend」と名詞の「recommendation」の2つの英単語が覚えられたと思います。

しかし、大抵は数日経てば忘れてしまうものです。そこで諦めないで、再び「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。忘れてしまった英単語を「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

大人におすすめの英単語帳

created by Rinker
アイシーピー
¥1,320 (2024/03/28 10:30:21時点 Amazon調べ-詳細)
PR

アメリカの大学教授3名を含む15名のネイティヴが作った「暗記する価値のある英文」で、現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語が学べる。まずは標準レベルの英語力を身に付けたいという方におすすめ。

TOEIC(L&R)対策におすすめの英単語帳

created by Rinker
朝日新聞出版
¥979 (2024/03/28 21:20:08時点 Amazon調べ-詳細)
PR
created by Rinker
朝日新聞出版
¥979 (2024/03/28 08:17:24時点 Amazon調べ-詳細)
PR

「金のフレーズ」はTOEICが600点以上の方におすすめ。まだ自信がない方は、基礎固め編の「銀のフレーズ」から始めてみましょう。

高校生におすすめの英単語帳

created by Rinker
旺文社
¥1,210 (2024/03/28 10:30:22時点 Amazon調べ-詳細)
PR

大学入試に出題される可能性が高い順に英単語が載っている英単語帳。

中学生におすすめの英単語帳


高校入試に出題される可能性が高い順に英単語が載っている英単語帳。

【PR】TOEIC受験をサポート


TOEICのテストは、「TOEIC L&R(Lestening&Reading)」や「TOEIC S&W(Speaking&Writing)」などの種類がありますが、日本でTOEICと言うと一般的に「TOEIC L&R」を指します。

「TOEIC L&R」は、45分のリスニングテストと、75分のリーディングテストで構成されています。配点は、リスニングテスト495点とリーディングテスト495点を合わせて990点満点になります。

問題数は、リスニングテスト100問とリーディングテスト100問を合わせて、なんと200問もあります。200問を120分で答えていくわけですから、何の戦略もなく何となくテストを受けて良い点を取れるわけがないのです。

とは言え、「TOEIC L&R」は、英語を聞くテストと英文を読むテストだけなので、英語を話すことは問われません。出題の傾向を知っていれば対策できるはずです。

本気でTOEICのスコアアップを目指したいという方には、大手企業のリクルート社が提供する「スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン」をお勧めします。

パーソナルコーチプランでは、いつ、何をやれば良いかを明確にした一人ひとりの学習プランを作成し、それを精鋭講師がチャットや音声通話でサポートしてくれます。気になる方は、TOEIC受験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【PR】あなたに合ったコースを選択

【PR】英会話スクールで直接レッスンを受けたい!


「オンライン英会話もいいけど、スクールに通って直接レッスンを受けたい!」という方には、大手英会話スクール「駅前留学のNOVA」をお勧めします。

オンライン会話や英会話アプリなどは、学習する場所と時間を問わないのでとても便利ですが、その反面、自発的な学習意欲がなければ続かないこともあります。英会話スクールに通う事を生活の一部にしてしまえば、通う事自体がひとつの楽しみになり、生活もより充実したものになることでしょう。

NOVAの全ての講師は、教える言語を母国語とするネイティヴスピーカーなので、クオリティー面は信頼できます。レッスンは最大4人までの少人数制なので、本物の使える英語が会話で身につきます。駅の近くにお住まいの方や、普段から通勤・通学で電車をご利用の方などは、「駅前留学のNOVA」を活用してみてはいかがでしょうか。

3歳からのこども英会話 NOVAバイリンガルKIDS」も開講中!

Sponsored Links
\ よろしければシェアお願いします /