今回は、becauseとsoの使い方の違いについてです。
接続詞としてのbecauseとsoは、文と文を繋ぐ役割があります。使い方のポイントは、接続詞の前の文と後ろの文が何を表しているのかです。
文章を区切るためのカンマ「,」の使い方も、合わせて確認していきましょう。
「because」の使い方
I turned on the air conditioner because it was very hot.
とても暑かったのでエアコンをつけました。
becauseは、「なぜなら」という意味の接続詞です。接続詞は語句や文章を繋げる役割があるので、becauseは文と文の間に使います。
becauseを使う時は、まず初めに出来事の結果を述べてから、becauseを挟んだ後に、その理由を述べるという使い方になります。
簡単に説明すると「結果または行為 + because + 理由」このような位置づけの英文になります。
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この例文では、初めにI turned on the air conditioner(エアコンをつけた。)という結果を述べています。次に接続詞のbecause(なぜなら)がきて、最後にその行為をした理由として、it was very hot(とても暑かったから)と述べています。
becauseの使い方のポイントは、「結果または行為 + because + 理由」の語順です。必ず理由はbecauseの後ろになります。
補足ですが、turn onは「スイッチを入れる」という意味になります。それとは反対にturn offで「スイッチを消す」という意味になります。そして、ちょっと難しい単語ですが、air conditionerは「エアコン」という意味です。日常会話でよく使われる表現なので合わせて覚えておくと役立ちます。
<例文>
I can’t walk because I am very tired.
(私はとても疲れていたので歩けない。)
We couldn’t play baseball because it was raining.
(雨が降っていたので野球はできなかった。)
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「so」の使い方
It was very hot, so I turned on the air conditioner.
とても暑かったのでエアコンをつけました。
接続詞としてのsoは、「だから」「それで」という意味になります。soの使い方は「理由, + so + 結果または行為」のような語順で使います。
soを使う場合は、まず初めに理由を述べてから、soを間に挟んで、結果または行為を述べます。becauseの場合は理由が後でしたが、soの場合は理由が初めになります。接続詞のbecauseとsoの使い方は、理由の位置に違いがあるのです。
それに加えて注意しておきたいポイントは、soの前の文末にカンマ「,」が必要だということです。この例文では、It was very hot, so~のように理由を述べた文末をカンマ「,」で区切っています。
becauseの場合は、前の文末にカンマ「,」はつけません。soの場合は前の文末にカンマ「,」をつけます。それぞれの使い方にこのようにな違いがあります。
<例文>
It was so cold, so I closed the window.
(とても寒かったので窓を閉めました。)
I was really tired yesterday, so I went to bed early.
(昨日は本当に疲れたので早く寝ました。)
「because」と「so」の違い
<意味の違い>
becauseの意味は「なぜなら」
soの意味は「だから」「それで」
<語順の違い>
「結果または行為 + because + 理由」
「理由, + so + 結果または行為」
<カンマ「,」の有無>
becauseは前の文末にカンマ「,」無し
soは前の文末にカンマ「,」有り
以上のように、becauseとsoの使い方は、『意味』『語順』『カンマ「,」の有無』の3つの違いがあります。
特に、語順についてはしっかり覚えておきたいポイントです。becauseは理由が後、soは理由が前で覚えておきましょう。
接続詞としてのbecauseとsoは、文と文を繋ぐ役割があるため、基本的には、いきなり文頭でに使うことはありません。
Why did you come back?(なぜ戻ったの?)Because I left my umbrella behind.(なぜなら傘を置き忘れたからです。)
このようにWhyを使った疑問文の答えでbecauseを文頭に使うことがありますが、これも疑問文とその答えの文を繋ぐ役割を果たしています。
会話中でsoを使う時も、相手の意見に対して「だから」「それで」と言っているわけです。何の会話もなく突然文頭にsoと言うのはちょっと変な感じです。口癖で「soooooo(ソォーーーー)」と言いながら次に言う事を考える人はよくいますけどね。
日常会話で理由を述べる時に、because of~「~のために」という表現もよく使います。because ofの使い方について書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
「because of~」「due to~」「thanks to~」は、どれも理由を説明する時に使う言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いがあります。
それが良い理由なのか、それとも悪い理由なのか。カジュアルな場面なのか、フォーマルな場面なのかで使い分ける必要があるのです…
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