「go through」は、いろいろな意味を持つ句動詞ですが、よく使う意味は「~を通過する」「(病気・噂など)~に広まる」「(苦難など)~を経験する,~に耐え抜く」の3つです。
特にgo throughの「~を経験する,~に耐え抜く」という意味は、get throughと混同しがちなので、それぞれの使い方の違いを例文で確認していきましょう。
「~を通過する」
We went through Kaminarimon Gate.
私たちは雷門を通過しました。
goは「行く」という意味の動詞です。throughは「通して」という意味の副詞です。これらを組み合わせたgo throughが「~を通過する」「~を通り抜ける」という意味になるのは、容易に想像できると思います。
この例文は、浅草にある雷門を通り抜けたという内容になっています。歩いて通り抜けた場合は「walk through(過去形:walked through)」とも言えます。
monとGateの意味が同じなので少し不自然に感じるかもしれませんが、雷門は英語で「Kaminarimon Gate」と表記することが多いです。その他にも「Thunder Gate」と表記することもあります。
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「(病気・噂など)~に広まる」
Flu went through the school.
インフルエンザが学校に広まった。
この例文では、go throughをインフルエンザが「広まる」という意味で使われています。
go throughの「(病気・噂など)~に広まる」という意味は、抽象的な表現なので、なぜこのような意味になるのか明確な理由は分かりません。
感覚的なことなので個人差はありますが、病気や噂が人々に広まる状態は、多くの人々の間を病原菌や噂が「通り抜けていく」ことでもあるので、このような状態を想像すると、go throughの「(病気・噂など)~に広まる」という意味を受け入れやすいのではないでしょうか。
「(苦難など)~を経験する,~に耐え抜く」
I have to go through an operation.
私は手術を受けなければなりません。
この例文では、手術という困難に「耐え抜く」という意味でgo throughが使われています。手術という困難を「経験する」という意味にもとれます。
困難な出来事や辛い時期をなんとか耐え抜いて、通り抜けるというイメージでとらえると分かりやすいのではないでしょうか。
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「go through」と「get through」の違い
I have to go through this test.
私はこのテストを受けなければなりません。
I have to get through this test.
私はこのテストを通過しなければなりません。
これらの例文のように、go throughとget throughは、とてもよく似た意味をもつ句動詞です。和訳からも分かるように、それぞれの意味に大きな違いはありませんが、少しだけニュアンスに違いがあります。
go throughは、困難などを「経験する」「耐え抜く」という意味で、テストの結果の良し悪しについては問われていません。
一方、get throughは、困難などを「切り抜ける」という意味で、テストに合格するというニュアンスを含んでいます。get throughには「(試験など)に合格する」という意味もあります。
ただし、これらの違いはとても微妙なものです。また、go throughとget throughは、「耐え抜く」や「切り抜ける」以外にも、たくさんの意味があります。
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