今回は、「be concerned about」と「be concerned with」の意味と使い方を例文で解説していきます。これらの熟語は前置詞の「about」と「with」の違いだけで、それぞれの意味が異なります。
また、「be concerned about」と似たような言葉で「be worried about」がありますが、これらの違いについても合わせて確認していきましょう。
「be concerned about」と「be concerned with」の意味の違い
「be concerned about」・・・「~を心配する,~を気に掛ける」
「be concerned with」・・・「~に関心がある」
「concerned」は、動詞の「concern」を過去分詞の形に変えた形容詞です。この言葉のコアイメージは「関わる」という意味合いが強いです。ですから、単に何かを心配するのではなく、心配事を解決するために関わるニュアンスがあります。
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前置詞の「about」は対象の「(漠然とした)周辺」を表す言葉です。ですから、「be concerned about」は、対象となる物事の周辺まで関わる、気に掛けるというニュアンスがあるので、「~を心配する」という意味になります。
前置詞の「with」は「~とともに」という意味で、対象となる物事との関係性を表す言葉です。対象との関わりから「~に関心がある」という意味になります。
「be concerned about」と「be concerned with」は、前置詞の違いから和訳が異なりますが、コアの部分は同じく「関わる」というイメージです。
「be concerned about」と「be concerned with」の使い方
She is concerned with the new project.
彼女は新しいプロジェクトに関心を持っています。
My boss was concerned about the new project.
私の上司は新しいプロジェクトを気に掛けていた。
「be concerned about」と「be concerned with」に使われている「concerned」は、受け身表現と同じ形をとる叙述的用法の形容詞と呼ばれるものです。難しい呼び方ですが、つまりは「concerned」は形容詞と同じような使い方をします。
「concerned」は形容詞なので、これらの例文のように「is」や「was」などのbe動詞を伴います。そして、「about」や「with」などの前置詞の後には、名詞または名詞相当語句(名詞と同じ働きの語句)がくるのが使い方の基本です。これらの例文では、名詞の「new project(新しいプロジェクト)」が使われています。
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「be concerned about」と「be worried about」の違い
「be concerned about」・・・「~を心配する,~を気に掛ける」
心配して関わるというニュアンス
「be worried about」・・・「~を心配する」
心配するだけというニュアンス
簡潔に言うと、以上の内容が「be concerned about」と「be worried about」の違いになります。「concerned」と「worried」のニュアンスの違いで、それぞれの熟語の意味が異なります。
I’d been concerned about the matter.
私はその問題を懸念していた。
「concerned」は「関わる」というニュアンスがある言葉なので、「be concerned about」は、単に心配するだけではなく、その問題を気に掛けて対策案を考えるなど、対象と関わる意味合いがあります。ですから、「~を心配する」よりも「~を気に掛ける」という和訳の方がニュアンスとして近いことが多いです。
I‘m worried about his illness.
私は彼の病気が心配です。
この例文では、私は彼の病気を心配しているけど、病気の対応をしているのは医者であって、私は心配することしかできないという状態です。このように、単に心配するだけの場合は「be worried about」を使います。
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