不定詞とは、文字通り使い方が「定まらない」品詞です。時には「名詞的な使い方」をしたり、「形容詞的な使い方」をしたり、「副詞的な使い方」をします。
一見、難しいように思えますが、実は不定詞の使い方が簡単に分かる、見分け方のポイントがあります。不定詞の見分け方を簡単な例文を使って1つひとつ確認していきましょう。
不定詞の3つの用法
1.名詞的用法(~すること)
2.形容詞的用法(~するための)
3.副詞的用法(~するために)
不定詞は「to + 動詞の原形」で表します。不定詞を使うことで、動詞が表す動作を他の品詞のように使うことができます。
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1.不定詞の名詞的用法の見分け方
使う位置・・・動詞の後ろ
訳し方・・・「~すること」
I like to play soccer.
私はサッカーをすることが好きです。
不定詞の名詞的用法は、動詞の後ろに使うことが基本です。この例文では、動詞の「like(好き)」の後ろに不定詞の「to play(すること)」が使われています。
そして、「to play soccer」が「サッカーをすること」という意味になり、ひと塊で名詞と同じような働きをしています。不定詞を使う位置と訳し方を確認することが、簡単に見分けるポイントです。
※ 不定詞の「to play」を文頭(主語)に使って「△ To play soccer is fun.(サッカーをすることは楽しい。)」という表現は現代英語ではほとんど使いません。正しくは動名詞を使って「◎ Playing soccer is fun.(サッカーをすることは楽しい。)」このような言い方のほうが自然な表現になります。
2.不定詞の形容詞的用法の見分け方
使う位置・・・名詞の後ろ
訳し方・・・「~するための」
働き・・・主に名詞を修飾する
I have a lot of homework to do today.
私は今日やるための宿題がたくさんあります。
不定詞の形容詞的用法は、名詞の後ろに使うことが基本です。この例文では、名詞の「homework(宿題)」の後ろに不定詞の「to do(やるための)」が使われています。
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英語の形容詞は名詞を修飾する働きがあるので、不定詞の形容詞的用法の「to do today(今日やるための)」も名詞の「homework(宿題)」を修飾して、「今日やるための宿題」という意味になります。使う位置や訳し方を確認することが簡単に見分けるためのポイントになります。それに加えて名詞を修飾していることも重要です。
3.不定詞の副詞的用法の見分け方
使う位置・・・不特定(名詞の後ろ・動詞の後ろ・文頭など)
訳し方・・・「~するために」(目的を表す使い方)
働き・・・主に動詞を修飾する
I came here to meet him.
私は彼に会うためにここに来ました。
不定詞の副詞的用法を使う位置を特定することはできませんが、この用法は動詞を修飾するという働きに特徴があります。この例文では、「to meet him(彼に会うために)」という部分が、動詞の「came(来た)」を修飾して、「彼に会うために来た」という意味で使われています。
この例文は、「to meet him(彼に会うために)」という「目的」を表す使い方ですが、不定詞の副詞的用法には他にも「感情の原因(~して…に感じる)」を表す使い方や「結果(~する、そして…)」を表す使い方があります。その中でも最も使う頻度が高いのが、この例文のような「~するために」という目的を表す使い方です。まずはこの使い方を見分けることから始めてみましょう。
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