「be」と「become」は、どちらも「~になる」という意味の動詞ですが、それぞれがもつニュアンスには違いがあります。
今回は、beとbecomeの違いと使い方について、例文で解説していきます。
「be」と「become」の違い
「be」・・・「状態」を表すbe動詞
「become」・・・「変化」を表す一般動詞
簡単に解説すると以上が、beとbecomeの違いになります。
beは「~になる」と訳すことがありますが、状態や存在を表す言葉なので、「~である」や「存在する」とったニュアンスがあります。
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一方、becomeは、変化を表す言葉です。何らの変化が起こって、ある状態になるというニュアンスです。
beとbecomeは、どちらも「~になる」という意味があるので、どちらを使っても良い場合と、いずれかは使えない場合があります。
それでは、beとbecomeの具体的な使い方を例文で確認して、それぞれの使い分けについて学習していきましょう。
「be」と「become」の使い方
I can’t wait to be a high school student.
私は高校生になるのが待ち遠しいです。
I can’t wait to become a high school student.
私は高校生になるのが待ち遠しいです。
この2つの例文は、「be=状態」と「become=変化」の違いはありますが、英文の内容はほとんど同じことを言っています。
「I can’t wait」は、「待ちきれない」または「待ち遠しい」という意味になります。「to be a high school student」の場合は、高校生になった状態について待ち遠しいと言っています。そして、「to become a high school student」の場合は、中学生から高校生に変わるのことが待ち遠しいと言っています。つまり、結局は同じような内容になります。
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I will be over there.
私は向こうに行きます。
この例文の内容は、私が今いる場所から、向こうの場所に移動した状態になりますと言っています。場所を移動しただけで私自身に変化はありません。
ですから、「× I will become over there.」このようにbecomeを使って表すことはできません。becomeは、何らかの変化がある場合に使う言葉です。
I will be happy.
私は幸せになります。
I will become happy.
私は幸せになります。
この2つの例文は、同じ和訳になっていますが、それぞれの例文で微妙に意味が違います。
「I will be happy.」の場合は、現在幸せではないかもしれないし、幸せかもしれませんが、いずれにせよ、この先の未来は幸せになると言っています。
一方、「I will become happy.」の場合は、現在の私は幸せではありませんが、この先の未来は幸せになると言っています。becomeは、変化を表す言葉なので、これから先の未来は幸せになると言っているということは、その反面、現在は幸せではないという意味合いになるのです。
ですから、このような表現をする時は、特別な状況を除いては、「I will be happy.(私は幸せになります。)」と言う方が自然な表現です。
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