「everyone」と「everybody」は、ほぼ同じ意味の言葉ですが、ニュアンスに若干の違いがあります。
また、この2つの単語は、「みんな」「だれも」のように全体として訳しますが、三人称・単数扱いになります。その理由についても解説してきます。
「everyone」と「everybody」のニュアンスの違い
everyoneとeverybodyは、どちらも「みんな」「だれも」という意味になりますが、everyoneよりもeverybodyの方がカジュアルな印象があります。
Sponsored Links
学校の先生は、Good morning, everyone.(皆さん、おはようございます。)と言うイメージがあるくらい、everyoneは「皆さん」という日本語訳がニュアンスとして近い。一方、everybodyは「みんな」という日本語訳がニュアンスとして近い。
everyoneがフォーマルな表現というわけではなく、Hello everyone!(皆さん、こんにちわ!)とカジュアルな場面でも使います。ですから、everybodyは、everyoneよりもくだけた表現だととらえると良いと思います。
「everyone」と「everybody」が三人称・単数になる理由
実は、everyoneやeverybodyに限らず、「every」がつく名詞は全て三人称・単数になります。つまり、「every」の意味を理解することで、everyoneとeverybodyが三人称・単数になる理由が分かるわけです。
everyは、「どの~も」という意味で、ひとつひとつの個々のものを指し示す言葉です。そのため、everyoneやeverybodyは「みんな」「だれも」と全体として訳しますが、ひとつひとつの個々を指し示しているので三人称・単数になります。分かりやすく訳し方をかえると、everyoneは「どの人も」という意味の単数になります。
Sponsored Links
つまり、Hello everyone!(皆さん、こんにちわ!)と1回言ったとしても、気持ちの意味では一人一人に対して挨拶をしたという意味として、とらえられるわけです。
三人称・単数になる「every+名詞」は、「everyone」「everybody」「everything」などがあります。また、every student(どの生徒も)やevery woman(どの女性も)など、「every」がつく名詞は三人称・単数になります。
それでは、使い方を例文で確認していきましょう。
Everyone wants to talk to her.
誰もが彼女と話をしたがっています。
Everyone was at the festival yesterday.
昨日はみんながお祭りに参加していました。
Everything in this room was new.
この部屋のすべてのものが新しかった。
Every student knows the school song.
すべての生徒が校歌を知っています。
これらの例文のように、「every」がつく名詞が主語になると三人称・単数扱いなので、動詞に三単現のSが付いたり、isやwasなどの単数扱いのbe動詞が使われます。
「Every student」のように、everyと名詞が離れたかたちでも、三人称・単数扱いになるので、動詞は「knows」で三単現のSが付いています。
PR:【30日間全額返金】ライザップがTOEICにコミット!ライザップイングリッシュ
Sponsored Links
おすすめの記事
everとneverの意味と使い方の違い!現在完了の肯定文でeverを使わない理由とは?
be surprised atとbe surprised byの違い!前置詞で意味も違う形容詞的用法と受動態