今回は中学英語で学習する英熟語の「learn about~」の意味と使い方を解説していきます。「learn~」と「learn about~」の違いを例文で比較しながら確認していきましょう。
また、動詞の「learn」と相性の良い前置詞に「from」もあります。「learn from~」の使い方も合わせて覚えておきましょう。
「learn」と「learn about」の意味の違い
「learn」・・・「学ぶ」
対象そのものを学ぶ
「learn about~」・・・「~について学ぶ」
対象に関連する周辺のものも含めて学ぶ
簡潔に言うと、以上の内容が「learn」と「learn about」の違いになります。
「learn」は「学ぶ」という意味の言葉で、練習や勉強などによって習い覚えることを表す動詞です。「about」は「~について,~に関して」という意味の言葉で、漠然と対象の周辺を表す前置詞です。
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ですから、「learn」は対象そのものを「学ぶ」という意味で使い、「learn about」は対象に関連するその周辺の内容も含めて学ぶという意味の違いがあります。
それでは、「learn」と「learn about」の具体的な使い方の違いを例文で確認していきましょう。
「learn」と「learn about」の使い方の違い
He is learning French.
彼はフランス語を学んでいます。
「learn」だけを使ったこの例文では、フランス語を話せるようになるために言語を学んでいるという意味になります。
He is learning about French history.
彼はフランスの歴史について学んでいます。
「learn about」を使ったこの例文では、「French history(フランスの歴史)」に関連するその周辺の様々なことを学んでいるという意味になります。
たとえば「He is learning about French.」と言った場合でも、フランス語の歴史やそれに関連すことなどを調べて学んでいるというニュアンスになります。ですから、単にフランス語を話せるようになるために学んでいる場合は「about」無しの「learn French」だけで良いのです。
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「learn from」の意味と使い方
「learn from~」・・・「~から学ぶ,~を手本にする」
「learn from~」は「~から学ぶ」とい意味の言葉で、何らかの対象となるものから学ぶことを表します。良いものから学び覚えるという意味で、何かを「手本にする」「見習う」という意味に使うこともあります。簡単な例文で使い方も確認していきましょう。
We should learn from his hard work.
私たちは彼の頑張りを見習うべきだ。
「learn from」の後には、学ぶ対象を表す名詞または名詞相当語句(名詞と同じような働きをする語句)が使われます。「learn from + 名詞」このような形になるのが基本です。この例文では学ぶ対象として「his hard work(彼の頑張り,彼の努力)」という名詞の塊が使われています。
彼の頑張りをお手本として、私たちは学ぶべきだという意味合いから「見習うべきだ」という訳し方になっています。
I learned French from him.
私はフランス語を彼から学んだ。
この例文のように目的語を伴う場合は「learn + 目的語 + from」という形になります。例文では、目的語となる「French(フランス語)」が「learn」と「from」の間に使われています。
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