今回は、英語で「通り抜ける」という意味になる句動詞の「get by」の使い方を例文で解説していきます。
「get by」に前置詞を加えて「get by on」や「get by with」という使い方もあるので、合わせて確認していきましょう。
「get by (on/with)」の意味
「通り抜ける,何とかやっていく(切り抜ける)」
「get by」の「get」は「得る」という意味の動詞です。「get by」に使われている「by」は「~に近接して」を意味する副詞です。「get by」の使い方のポイントになるは、この「by」の意味を理解することが大切です。
「by」は「~のそばに」という意味で使われることが多いですが、「get by」の「by」は「そばを(通り,行き)過ぎる」という意味になります。この使い方は「get by」や「pass by」などの動詞を伴うことが多いです。
Sponsored Links
「get by」は、「by:そばを(通り,行き)過ぎる」この状態を「get:得る」というイメージから、対象のすぐそばを「通り抜ける」という意味の句動詞になります。
また、「get by on」や「get by with」の形で「何とかやっていく(切り抜ける)」という意味でも使います。生活や仕事などギリギリのところで何とか切り抜けるというイメージです。
それでは、「get by (on/with)」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「get by (on/with)」の使い方
Excuse me, please let me get by.
すみません、通してください。
この例文は、人混みで通れなった時に「すみません、通してください。」と言ったフレーズです。人がたくさんいて混雑した状態なので、人のすぐそばを「通り抜ける」という意味で「get by」を使っています。
この例文では、人や障害物など物理的な対象のすぐそばを「通り抜ける」という意味で「get by」を使っていますが、もっと抽象的な対象を「通り抜ける・切り抜ける」という意味の使い方もあります。
Sponsored Links
He had to get by on/with a small salary.
彼はわずかな給料でやっていかなければならなかった。
「get by」に前置詞の「on」または「with」を加えて「get by on」や「get by with」の形で使うと、「何とかやっていく(切り抜ける)」という意味になります。この例文では、わずかな給料でなんとか切り抜けるという意味で「get by (on/with)」が使われています。
「on(~に接して)」と「with(~とともに)」はその後にくる名詞と密接に関係していることを表す前置詞です。この例文の内容では「a small salary(わずかな給料)」を上手く使って何とか生活していくという意味になるので、「get by on」と「get by with」のどちらを使っても、ほぼ同じような意味になります。
困難などを切り抜けるという意味で「get through」を使うこともあります。以前に「go through」と「get through」の違いについて書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
「go through」は、いろいろな意味を持つ句動詞ですが、よく使う意味は「~を通過する」「(病気・噂など)~に広まる」「(苦難など)~を経験する,~に耐え抜く」の3つです。
特にgo throughの「~を経験する,~に耐え抜く」という意味は、get throughと混同しがちなので、それぞれの使い方の違いを例文で確認していきましょう…
PR:【30日間全額返金】ライザップがTOEICにコミット!ライザップイングリッシュ
Sponsored Links
おすすめの記事
complicatedとcomplexの違い!意味と使い方を例文で解説!
「I’m for it./I’m against it.」の意味と使い方!英語で「賛成する/反対する」を例文で解説!
「There is no doubt that~」の意味と使い方!「I’m sure that~」の書き換えを例文で解説!