助動詞「will」の使い方を細かく分けるといろいろな用法がありますが、これから英語を学び始める初級者や、久しぶりに英語を学び直そうとしている大人の学習者は、まずは、willの「予定」「意志」「推測」の3つの使い方を覚えておくと良いでしょう。
willは未来を表す助動詞なので、未来の「予定」や、未来に起こることの「推測」を表す使い方は分かりやすいのですが、「意志」を表すwillの使い方は見落としがちなので、しっかり学習していきましょう。
「予定」を表す使い方
I will go to the library tomorrow.
私は明日、図書館に行きます。
この例文で、私が図書館に行くのは明日(未来)だと言っています。このように未来について言いたい時は助動詞のwillを使います。
助動詞の使い方は、後にくる動詞が原形になることが基本です。例文では、willの後に動詞の原形のgo(行く)が使われています。「will+動詞の原形」で未来の行動や状態を表すことができます。
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He will visit Kyoto next month.
彼は来月、京都を訪れる予定です。
We will play soccer next week.
私たちは来週、サッカーをします。
これらの例文のように、主語がHe(彼)三人称単数でも、主語がWe(私たち)複数になったとしても、「will+動詞の原形」の基本の使い方は同じです。willの後には動詞の原形を使うという基本のルールをしっかり覚えておきましょう。
「意志」を表す使い方
I‘ll help it.
手伝いますよ。
この例文で使われている「I’ll」は「I will」の短縮形です。口語表現では短縮して発音することが多いです。
willの短縮形は後ろに「’ll」をつけるだけです。「「I will ⇒ I’ll」「You will ⇒ You’ll」「We will ⇒ We’ll」「He will ⇒ He’ll」「She will ⇒ She’ll」「It will ⇒ It’ll」「They will ⇒ They’ll」
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例文の内容は、「手伝います」という自分の意志を表すために助動詞のwillを使っています。これから手伝おうとしているので、未来のことを表現しています。
もともとwillは強い意志を表す言葉で、このような使い方をwillの意志未来の用法と言います。未来に何かをやろうとするためには、その人の意志がないとできないので、そう考えるとwillが「未来」のことと「意志」の両方を表す助動詞だということが理解しやすいのではないでしょうか。
<例文>
I will do it right now.
(今すぐにそれをやります。)
I will answer the phone.
(私が電話にですよ。)
「推測」を表す使い方
It will be rainy tomorrow.
明日は雨でしょう。
この例文では、明日は雨になるという「推測」を表しています。このようにwillには推測を表す使い方もあります。
この例文には注意しておきたい3つのポイントがあります。1つ目は推測を表すwillの用法でも「will+動詞の原形」という基本のルールは同じです。
2つ目は、be動詞の原形が使われている点です。例文で使われているrainy(雨の,雨降りの)は形容詞なので、状態を表すbe動詞が必要です。助動詞willの後ろには必ず動詞の原形を置くことが基本のルールなので、例文ではbe動詞の原形の「be」を使っています。
現在形⇒ It is rainy today.(今日は雨ですね。)
未来形⇒ It will be rainy tomorrow.(明日は雨でしょう。)
3つ目のポイントは、仮主語のItです。このItは「それ」という意味ではありません。この例文を日本語で考えてみると「明日の天気は雨でしょう。」なので、主語は「天気」になります。英語では、天気や時間、季節など、あえて説明しなくても誰もが分かる共通の話題の主語は、代名詞のItを使って仮の主語とすることがあります。時間の仮主語:「It’s eight o’clock.(8時です。)」。季節の仮主語:「It’s all spring now.(もうすっかり春ですね。)」
<例文>
She will pass the test.
(彼女はテストに合格するだろう。)
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