今回は、英語で「早い・速い」を表す言葉の「quick」と「fast」の違いについて例文で解説していきます。
この2つの単語は意味に違いがあるので、それぞれの使い方も異なります。
まずは、quickとfastの意味の違いを理解してから、具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「quick」と「fast」の意味の違い
「quick」・・・瞬間的に素早い
「fast」・・・速度が速い
簡単に言うと、以上の内容がquickとfastの意味の違いです。
quickとfastは、どちらも「速い(形容詞)」「速く(副詞)」という意味の言葉ですが、quickは「瞬間的に素早い」という意味になり、短時間で動作が行われるニュアンスです。一方、fastは「速度が速い」という意味になり、一定の速い速度を保ちながら移動するニュアンスです。
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たとえば、quickは素早い俊敏な動きを表したり、理解や対応が早かったり、瞬間的な速さを表す言葉です。
fastは、人や乗り物が走る速度が速いなど、速度が速い状態が一定の間続くことを表す言葉です。
それでは、quickとfastの具体的な使い方の違いを例文で確認していきましょう。
「quick」の使い方
He is quick to understand.
彼は理解が早い。
この例文のquickは、彼が理解することが「素早い」という意味になります。短時間で理解するというニュアンスです。
「quick to 動詞の原形」で、「~するのが早い」という意味になります。この例文で使われているquickは「to understand(理解すること)」を修飾する形容詞です。
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I saw a quick rabbit in the forest.
私は森の中ですばしっこいウサギを見た。
quickは、動作が「素早い」という意味でも使います。その場合は、瞬間的な動作が素早いという意味で、俊敏さを表す時に使います。この例文では、すばしっこいウサギの俊敏な動きを表しています。
次では、fastの使い方を例文で解説していきます。quickとの違いについて確認していきましょう。
「fast」の使い方
He can run faster than me.
彼は私より速く走れる。
この例文では、fastの比較級のfasterが使われています。彼が走る速度が「速い」という意味になります。このように一定の速い速度が続く時にfastを使います。
He can throw a very fast ball.
彼は非常に速いボールを投げることができます。
この例文のように、移動しているのがボールなどの「物」でも、一定の速度を保ちながら継続的に移動している場合はfastを使います。fastは継続的な動きをするところが、瞬間的に動くquickとの違いです。
一定の速い速度を保ちながら移動するという意味で、車や電車などの乗り物のスピードが速いという意味でfastを使うこともできます。
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