英語では、自分の記憶が曖昧で相手に確認したい時や同意を求める時に、文末に「~, don’t you?(~だよね?)」と付け加えることがあります。この表現を「付加疑問文」と言い、日常会話でよく使います。
今回は、付加疑問文の使い方と答え方を例文で解説していきます。付加疑問文は、文末のイントネーションで意味が変わったり、前文が「I am」の場合は、後にくる付加疑問文が「aren’t I?」になるなど、なかには例外表現もあるので、1つひとつしっかり確認していきましょう。
付加疑問文とは?
He is a doctor, isn’t he?
彼は医者だよね?
付加疑問文とは、肯定文や否定文に後に短い疑問文を付け加える表現です。この例文では、自分の記憶が曖昧で、彼が医者なのかを断定できずに、相手に「彼は医者だよね?」と同意を求める表現になります。
付加疑問文は、単純に答えが知りたい時に使う場合と、相手に同意を求めたり確認したい場合では、文末のイントネーションが違います。
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<答えが知りたい時>
He is a doctor, isn’t he?( ↑ 文末のイントネーションが上がる)
<確認したい時>
He is a doctor, isn’t he?( ↓ 文末のイントネーションが下がる)
<答え方>
Yes, he is.(はい、そうです。)
No, he isn’t.(いいえ、違います。)
付加疑問文の使い方
You like sweets, don’t you?
あなたは甘いものが好きだよね?
「don’t you?」の部分を付加疑問文といい、「~だよね?」と相手に確認や同意を求める時に使います。そして、付加疑問文の形は前の文の形に合わせるという基本ルールがあります。
前の文がYou like sweetsのように「肯定文」だった場合、後ろの付加疑問文は、その反対の「否定形」のdon’t you?を使います。
You don’t like sweets, do you?
あなたは甘いものが好きではないよね?
前の文がYou don’t like sweetsのように「否定文」だった場合、後ろの付加疑問文は、その反対の「肯定形」のdo you?を使います。
You lived in Tokyo, didn’t you?
あなたは東京に住んでいたよね?
この例文のように、前の文が過去形の場合は、後ろの付加疑問文も過去形に合わせます。
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前文が「I am」の場合は、付加疑問文が「aren’t I?」になる
I am going to Tokyo next week, aren’t I?
私は来週、東京に行くんだよね?
この例文のように、前の文の主語がI(私)で、be動詞のamが使われている場合は、後ろの付加疑問文は「aren’t I?」になります。
「× amn’t I?」は間違いです。「× amn’t」はmとnのように似た発音が続くと、発音しにくいため、英語表現でam notを短縮形にすることはありません。
それでは、なぜ「aren’t I?」になるのか?発音しにくいから代用しているのか?古い英語表現がそのまま残っているのか?その理由ははっきりと分かっていません。英語にはこのように例外表現が他にいくつもあります。
付加疑問文の答え方に要注意
She likes coffee, doesn’t she?
彼女はコーヒーが好きだよね?
Yes, she does.(はい、彼女はコーヒーが好きです。)
No, she doesn’t.(いいえ、彼女はコーヒーが好きではありません。)
この例文は、前の文がShe likes coffeeという肯定文で、相手に「彼女はコーヒーが好きだよね?」と同意を求めているので、肯定文に合わせた答え方になります。
She doesn’t like coffee, does she?
彼女はコーヒーが好きではないよね?
No, she doesn’t.(はい、彼女はコーヒーが好きではありません。)
Yes, she does.(いいえ、彼女はコーヒーが好きです。)
一方、この例文は、前の文がShe doesn’t like coffeeという否定文で、相手に「彼女はコーヒーが好きではないよね?」と同意を求めているので、否定文に合わせた答え方になります。肯定文と否定文で、答え方が反対になっていることに注意しましょう。
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