thatとitの違いと使い分け

thatとitを日本語にすると「あれ」「それ」という似たような意味になりますが、英語ではそれぞれの使い方に違いがあるので、状況によって使い分ける必要があります。

まずは、「that」と「it」の違いについて簡単に確認した後に、具体的な使い分けを例文で確認してきましょう。

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「that」と「it」の違い

「that」・・・まだ特定されていない対象を示す代名詞
「it」・・・すでに特定されている対象を示す代名詞

簡単に言うと、以上の内容が「that」と「it」の違いです。

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thatは、「あれ」「それ」と指し示さないと、何の事を言っているのか分からない対象について使います。たとえば、たくさんの車がある中の1台の車を指し示すために「That car(あの車)」と言います。

一方、itは、話し手と聞き手がすでに知っている対象を示す時に使います。何度も話題に出てくる対象や、天気や季節など、お互いが分かっている対象に使うことが多い。

それでは、「that」と「it」の具体的な使い分けを簡単な例文で確認していきましょう。

that-it-違い-使い分け-画像1

「that」と「it」の使い分け

That is my new notebook. I bought it yesterday.
 
あれが私の新しいノートだよ。昨日買ったんだ。

この例文で、「That」が示している対象と、「it」が示している対象は、どちらとも「my new notebook(私の新しいノート)」です。ところが、文頭には「That」が使われ、2つ目の文の途中には「it」が使われています。この違いが分かりますか?

すでに述べていますが、thatは、「あれ」「それ」と指し示さないと分からない対象に使います。突然、「my new notebook(私の新しいノート)」と言われても、聞き手は「どのノートが?」と分からないので、thatを使って「That is my new notebook.(あれが私の新しいノートだよ。)」と言っています。

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2つ目の文の「I bought it yesterday.(私はそれを昨日買いました。)」では、「it(それ)」が何なのか話し手と聞き手がすでに分かっているので、「my new notebook(私の新しいノート)」の代わりに「it(それ)」が使われています。

例文の和訳からも分かるように、Thatは「あの」と日本語で訳しますが、itは訳さないことが多い。このことからも、itがわざわざ訳さなくてもいいくらい、話し手と聞き手が分かっていることを示していることが理解できると思います。

それでは、違う例文でも「that」と「it」の使い分けについて、もう1度確認していきましょう。

that-it-違い-使い分け-画像2

It‘s spring. Look at that beautiful flower!
 
春だね。あの美しい花を見て!

この例文では、「It’s spring.(春だね。)」の「It」が示しているのは「季節」です。「季節は春だね」と言っています。春が季節のひとつだというのは誰もが分かっていることなので、話し手と聞き手がすでに分かっている対象は「It」を使います。

この例文のように、季節や天気、気温、時間など、誰もが共通して分かっていることに対して、形式的に「It」を主語に置くことがあります。これを代名詞を使った「形式主語」と言います。

2つ目の文の「Look at that beautiful flower!(あの美しい花を見て!)」では、周囲にいろいろな物があったり、たくさん咲いている花の中から、「that beautiful flower(あの美しい花)」と指し示しています。まだ特定されていない対象に「あの美しい花」と指し示しているので、「that」を使っています。

この例文の和訳も、Itは日本語に訳さなくても内容が理解できます。一方、thatは「あの美しい花」と訳さないとどの花だか分からない。

「It’s spring.(春だね。)」に使われているItのような形式主語の使い方について書いた記事があるので、合わせてご覧ください。この記事は大人英語として書かれたものですが、例文で使われている英単語は中学英語で学習する簡単なものだけで書かれています。

合わせて読みたい
itの使い方!意味が「それ」ではない英語の形式主語
it-使い方-意味-英語-形式主語-例文-画像1「今日は寒いね。」と英語で言いたい時は、It’s cold today.と言います。日本人の感覚からすると、寒いと言いたいのであればcold(寒い)だけで十分ではないかと思われがちですが、英語圏の人たちはItがないと、どうも気持ち悪い、治まりが悪いと言います。このItは「それ」という意味ではなく、形式主語または仮主語と呼ばれる英語の用法です…

 
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