pictureとphotoの違いと使い分け!photoの複数形は?

「picture」と「photo」は、どちらも「写真」という意味で使われる言葉なので、しばしば使い分けに迷うことがあるようです。

しかし、それぞれの言葉がもつ根本的な意味合いには違いがあり、その部分を理解していればそれほど難しいことではありません。

今回の記事では、pictureとphotoの違いと使い分けや、photoの複数形について例文で解説していきます。

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「picture」と「photo」の違い

「picture」・・・写真や絵全般を指します。
「photo」・・・写真を指します。

簡単に言うと、pictureとphotoには、以上のような違いがあります。

それでは、例文を使ってpictureとphotoの意味と使い分けについて、1つ1つ解説していきます。

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「picture」の意味と使い分け

pictureは、写真や絵画、画像データ、映像に至るまで、視覚メディア全般を意味する名詞です。時には人の様子や状況を比喩的に表すこともあります。

I took a picture of a cat.
 
私は猫の写真を撮りました。

take a pictureは「写真を撮る」という意味になります。このフレーズがある場合は、pictureが写真以外の意味になることは考えにくい。

I took a picture of a cat with my iPhone.
 
私はアイフォンで猫の写真を撮りました。

この例文では、スマートフォンのカメラ機能で猫の写真を撮っているので、撮った写真は画像データになるわけですが、この場合もpictureを使うことができます。

picture-photo-違い-使い分け-複数形-画像2

I drew a picture of a cat.
 
私は猫の絵を描きました。

pictureの語源は、絵画を意味するラテン語のpictūraなので、pictureの根本的な意味は「絵画」になります。

例文のdraw(過去形:drew)は「描く」という意味の動詞で、それを名詞にしたdrawingは素早く簡単に描いた「絵(素描)」のことを言います。しっかり描いた絵のことはpaintingやpictureと言うのが一般的です。これらの違いも覚えておくと良いでしょう。

The picture looks grim.
 
状況は悪く見えます。

grimは「厳しい」という意味の形容詞です。目の前の状況を1枚の絵画に例えた比喩的表現になります。日常会話でこのような回りくどい比喩的表現をあまり聞いたことがないので、こんな表現もあるかと頭の片隅にでも留めておく程度で十分です。

その他にも、「映画」という意味でmotion pictureと言うことがありますが、これは古い表現なので今ではあまり使いません。

このようにpictureには様々な使い方がありますが、使い分けのポイントは「take a picture」と言った時だけ「写真」や「画像データ」という意味になり、その他は「絵画」を意味することが多いと覚えておくだけで十分です。

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「photo」の意味と使い分け

photoは、photographを省略した言葉です。photographは、カメラで写した「写真」という意味の名詞です。また、photographには「写真を撮る」という意味の動詞でもあります。

photoは「光」を意味し、graphは「書かれたもの」という意味があります。つまり、写真は光で描かれたものという意味合いがあります。

ギリシャ語やラテン語が語源になっていると言われていますが、写真は19世紀後半に発明された技術なので、photographは比較的新しい言葉で、古くからの言葉の造語だと考えられます。ですから、photographの根本的な意味はカメラで撮った「写真」だと言えるのです。

使用するカメラは、デジタルカメラやフィルムカメラ、スマートフォンのカメラ機能など違いあったとしても、これらは全て「写真」という意味でphoto、またはphotographを使うことができます。

I took a photo of a cat.
 
私は猫の写真を撮りました。

例文のようにphotoを使った場合は、「写真」や「画像データ」という意味になります。

もしも、pictureとphotoの使い分けに迷った場合、自分で使う時はpictureが「絵画」でphotoが「写真」と使い分けていれば問題ないと思います。相手の言っていることを聞きとる時だけ、take a pictureが「写真を撮る」という意味で違いがあるのだと判断すれば良いでしょう。

picture-photo-違い-使い分け-複数形-画像1

photoの複数形は?

photoの複数形は「photos」です。しかし、複数形にする時は、語尾がoの単語は「es」をつけるという基本ルールがあります。

このルールによるとphotoの複数形は「photoes」になるはずなのですが、photoの複数形は「photos」と表記するのが正しい。これはなぜなのか?

それは、photoがphotographを省略した言葉だからです。photographの複数形はphotographsになります。したがって、省略された言葉のphotoも語尾に「s」をつけるだけでphotosになります。

I took some photos of a cat.
 
私は猫の写真をいくつか撮りました。

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英単語は「思い出す」ことで覚えていく

英単語を覚える時は、「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。1度覚えた英単語を忘れてしまった場合は、この3ステップを繰り返して、もう1度「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

たとえば、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を覚えたい場合は次の通りです。

1.「読む」
「recommend」の正しい発音を発音記号やGoogle翻訳の音声機能などを使って確認してから、声に出して「recommend」を読んでみる。

2.「書く」
「recommend」のスペルと意味を覚えるまで書く。

3.「話す」
具体的なシチュエーションを想定して、「recommend」を使った英文を作り、独り言でも良いので話してみる。

たとえば、友人の行きつけの飲食店に連れて行ってもらった時に、おすすすめのメニューを聞くというシチュエーションを想定して、「What do you recommend?(あなたのおすすめは何ですか?)」という英文を作って話してみる。

そして、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を名詞の「recommendation [rèkəməndéɪʃən](推奨)」に変えたら、どのような英文になるのかを考えてみる。答えは「What’s your recommendation?(あなたのおすすめは何ですか?)」になります。

これで、動詞の「recommend」と名詞の「recommendation」の2つの英単語が覚えられたと思います。

しかし、大抵は数日経てば忘れてしまうものです。そこで諦めないで、再び「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。忘れてしまった英単語を「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

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