many/much/a lot ofの違いと使い分け!「たくさんの」を意味する英語の使い方を例文で解説!

今回の記事は、「many」「much」「a lot of」の違いと使い分けについてです。

これらは「たくさんの」や「多くの」といった同じような意味を持つ言葉ですが、それぞれの使い方に違いがあります。

会話の内容によっては、使えない場合もあるので、それぞれの使い分けについて例文で解説していきます。

まずは、基本的な使い方について確認していきましょう。

Sponsored Links

「many」「much」「a lot of」の使い方の違い

「many」・・・可算名詞(数えられる名詞)に使う
「much」・・・不可算名詞(数えられない名詞)に使う
「a lot of / lots of」・・・可算名詞と不可算名詞の両方に使う

以上の内容が、「many」「much」「a lot of」の基本的な使い方になります。「a lot of」と「lots of」はどちらも意味は同じで、どちらかというと「lots of」の方がカジュアルな表現になります。

Sponsored Links

ただし、文法的には問題がなくても、日常会話でポジティブな場面とネガティブな場面など、その時によって使い分けることがあるので、「many」「much」「a lot of」の使い方の違いを1つ1つ例文で確認していきましょう。

many-much-a-lot-of-違い-使い分け-たくさんの-意味-例文-画像1

「many」の使い方「a lot of」との違いと使い分け

There were not many people in the park.
 
公園にはそれほど多くの人がいませんでした。

people(人)は、可算名詞(数えられる名詞)なので、manyを使うことができます。

manyは、ネガティブなことを表現する時によく使われる言葉です。例文では公園にそれほど多くの人がいないので、少しさびしい雰囲気だったというネガティブな表現になります。

肯定文でもmanyを使って、There were many people in the park.(公園にはたくさんの人がいました。)と言っても問題はないのですが、日常会話の中でa lot ofを使う方が頻度が高いように思えます。

There were a lot of people in the park.
 
公園にはたくさんの人がいました。

manyとa lot ofを使う頻度や使い分けについては個人差がありますが、ポジティブな内容の会話で「たくさんの」や「多いの」などを表したい時は、a lot ofを使う方が頻度が高い気がします。

また、manyはネガティブな表現によく使いますが、否定文の時だけに使うわけではありません。

Sponsored Links

There were too many bad things yesterday.
 
昨日はひどいことが多すぎた。

このように、肯定文であってもネガティブなことを言いたい時はmanyを使います。

ただし、疑問文の場合はネガティブとボジティブ関係なく使うことができます。

How many people are in the park?
 
公園には何人いますか?

「much」の使い方「a lot of」との違いと使い分け

I put too much salt in the soup.
 
スープに塩を入れ過ぎた。

salt(塩)は、不可算名詞(数えられない名詞)なので、muchを使うことができます。

muchもネガティブなことを表現したい時に使います。例文では、スープに塩を入れ過ぎて美味しくない状態なので、ネガティブな状況を表しています。

不可算名詞でポジティブなことを表現する時は、a lot ofを使う方が自然な英語表現になります。

A lot of snow will fall on Christmas.
 
クリスマスにはたくさんの雪が降るだろう。

snow(雪)は不可算名詞ですが、ネガティブではない表現のほとんどはa lot ofを使います。muchとa lot ofの使い方はネガティブなのかポジティブなのかの違いで使い分けることができます。

ただし、疑問文の場合はネガティブとボジティブ関係なくmuchを使うことができます。

How much money do you have?
 
お金はいくらぐらい持っていますか?

many-much-a-lot-of-違い-使い分け-たくさんの-意味-例文-画像2

「a lot of / lots of」の使い方

She has a lot of friends.
 
彼女にはたくさんの友達がいます。

I bought a lot of sugar.
 
私はたくさん砂糖を買った。

friend(友達)は可算名詞で、sugar(砂糖)は不可算名詞です。「a lot of friends/lots of friends」「a lot of sugar/lots of sugar」。

「a lot of / lots of」は、可算名詞と不可算名詞の両方に使うことができます。

a lot ofやlots ofを、否定文で使うことは文法的に間違いではありませんが、普段の会話でネガティブな内容の否定文でa lot ofやlots ofを使うことはとても少ない。

このように使い分ける感覚の違いは個人差がありますが、ネガティブな内容の会話でa lot ofやlots ofを使うと、不自然な印象になることもあるので避けた方が無難と言えます。

「a lot of / lots of」は、可算名詞と不可算名詞の両方で使えることもあり、日常会話で使われる頻度はとても高い。

【30日間全額返金】ライザップがTOEICにコミット!ライザップイングリッシュ

Sponsored Links

おすすめの記事

数えられる名詞と数えられない名詞一覧!someとanyやa/anとtheは使えるのか?

There is/areの意味と使い方!主語は倒置!There構文が使えない例を紹介!

中学英語の受動態「~される」疑問文や過去の表現を紹介!

疑問詞+不定詞(to+動詞の原形)what to do/how to doなどの使い方を例文で解説!

whenの意味は「いつ」だけじゃない!接続詞としてのwhenの使い方を紹介!