今回は、leaveの多様な意味と使い方についてです。
leaveのように、初級者でも知っている簡単な動詞ほど、実はいろいろな使い方があります。
覚え方のポイントは、leaveがもつ共通のイメージを理解することです。1つ1つ例文で確認していきましょう。
leaveの意味と使い方
leaveは、「去る」「出発する」という意味で覚えている人が多いと思いますが、その他にも「残す」「置き忘れる」「辞める」など、様々な使い方があります。
これらの意味の違いは、自動詞と他動詞の違いもあるのですが、leaveには「~から離れる」という共通するイメージがあります。
離れる対象が物であれば「残す」や「置き忘れる」という意味になり、離れる対象が場所であれば「去る」や「出発する」という意味にあります。
また、離れる対象が仕事であれば「辞める」という意味になり、離れる対象が人であれば「見捨てる」という意味にもなるのです。
これら全てのleaveの使い方に「~から離れる」という共通するイメージがあります。
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「去る」「出発する」
I’ll leave Tokyo tomorrow morning.
明日の朝、東京を出発します。
この例文のleaveは、東京から「去る」「離れる」というニュアンスで使われています。つまり、東京から「出発する」という意味になります。
I’ll leave for Sendai tomorrow morning.
明日の朝、仙台へ出発します。
「leave for~」で「~へ向かう」「~へ出発する」という意味になります。この例文では、仙台へ向かって出発するという意味になります。
「置き忘れる」「残す」
I left my wallet on the table.
私は財布をテーブルの上に置き忘れた。
leftはleaveの過去形です。(現在形:leave / 過去形:left / 過去分詞:left)
この例文のようにleaveの対象が物の場合は、「置き忘れる」「残す」という意味で使われます。
例文では、財布から自分が離れてしまった状態を表しています。自分だけが離れて物が残るというニュアンスです。
「辞める」
I left the job last month.
私は先月仕事を辞めました。
この例文は仕事から離れるというイメージでleaveを使っています。仕事から離れて今は仕事をしていないという状態なので、つまり「辞める」という使い方になります。
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「任せる」
Leave it to me.
私に任せて。
Leave it to me.は、英語で「私に任せて。」と言いたい時の定番フレーズです。対象となるit(その物や事)は私に任せてあなたは離れていいですよ。というニュアンスです。
主語のが省略されて命令形のかたちになっていますが、それほど強い表現ではありません。言い方にもよりますが、「私に任せて。」と自信をもって伝える感じです。
I’ll leave it up to you.
あなたに任せます。
(You)leave it to me.は、あなたがit(それ)から離れるイメージですが、I’ll leave it up to you.は主語がI(私)になるので、私がit(それ)から離れるイメージです。つまり、私が離れてあなたに任せるという意味になるのです。
単にI’ll leave it to you.よりも、「up」をつけてI’ll leave it up to you.と言うと、相手を信頼して好意的に任せている感じが伝わります。これも英語「お任せします。」と言いたい時の定番フレーズなので覚えておくと役立ちます。
leaveには対象から離れるというニュアンスがありますが、この場合の使い方は、対象に関与せずに「そのままにする」という意味合いがあります。主語のI(私)やYou(あなた)が本当にその場から去るわけではなくて、気持ちや意識が離れて相手にお任せするという意味合いになるのです。
「見捨てる」
You left me.
あなたは私を見捨てた。
離れる(leave)対象が人(me)の場合は、「見捨てる」という意味になります。
この例文では、あなたが私から離れていって、愛想をつかして見捨てたという意味合いになります。
このようなleaveの使い方は、恋愛関連のドラマや映画でよく聞くフレーズです。
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