今回は、「be about to」の意味と使い方についてです。
「be about to」は、近い未来のことを表す言葉ですが、同じように未来のことを表す言葉には、「will」「be going to」「be likely to」などがあります。
今回の記事では、これらがもつニュアンスの違いについても例文で解説していきます。
「be about to」の意味と使い方
I am about to go shopping.
私は買い物に行こうとしているところです。
be about to~は、「~するところだ」「~しようとしている」という意味になります。toの後には動詞の原形がくるの使い方のポイントです。
例文の内容は、今まさに買い物に行こうとしているところで、とても近い未来の事を表しています。
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未来を表す英語表現には、他にもwilやbe going toがありますが、これらと比べてbe about toは、もっと近い未来を表す表現です。
wilは、「~するつもり」というように、もっと漠然と未来について言う時に使います。
be going toは、進行形ですから、未来に向かって何かが起ころうとしている、何かが変わろうとしてるといった状態を表す時に使います。
そして、be about toは、be going toよりももっと近い未来のことを表します。たとえば、I am about to go shopping.をbe going toで言い換えるとするならば、I am going to go shopping soon.が、とても近い意味になります。
そもそもabout「a-b-out」は、outという言葉が含まれていることから分かるように、何かのすぐ外側を示す言葉です。
つまり、例文の内容では、to go shopping(買い物に行くこと)のすぐ外側の近くにI am(私はいる)というニュアンスになるので、もう少しで買い物に行くという状態を表しています。
be about toは、近い未来を表す言葉ですが、それが数分後なのか?数時間後なのか?数日後なのか?は、この言葉を使う人の感覚によって違います。
be about toを和訳する時に、まるで直後に起こるようなニュアンスで訳すことが多いのですが、そんな使い方ばかりではない。
たとえば、I am about to go on vacation.(私は休暇にするところだ。)これは、急に休暇になるわけではなく数日前からでも使えるフレーズです。
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<例文>
He is about to go to the gym.
(彼はジムに行こうとしています。)
She is about to clean her room.
(彼女は自分の部屋を掃除しようとしています。)
They are about to watch TV.
(彼らはテレビを見ようとしています。)
「be about to」と「be likely to」の違い
He is about to come to this store.
彼はこの店に来ようとしています。
He is likely to come to this store.
彼はこの店に来そうです。
例文のHe is about to come to this store.は、今まさに彼が店に来ようとしているという、とても近い未来のことを言っています。
この「be about to」と似たような表現で「be likely to」という英熟語がありますが、これらがもつニュアンスには違いがあります。
be likely to~は、「~しそうだ」という意味になります。これは何かをする可能性があると言っていますが、必ずしもそうなるとは限らない。あくまで可能性の話なのです。
例文のHe is likely to come to this store.は、彼はこの店の常連客で、そろそろ彼が来そうだけど、本当に来るかは分からないというニュアンスになります。
be about toは、実際に起こるすぐ近くの未来を表し、be likely toは、起こる可能性はあるけど実際に起こるかは分からないという違いがあります。
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