高校英語では、by以外の前置詞を使う受動態として「be known to~」を学習しますが、実は相手に伝えたい内容によって前置詞は変わるもので、「be known as~」や「be known for~」という表現もあります。
むしろ、受動態の基本のかたちと思われているbyを使った表現の「be known by~(~で判断される)」の方が、日常会話で使うことは少ない。
今回は、「be動詞 + known + 前置詞」という表現の意味と使い方の違いを例文で解説していきます。
「be known as~」「be known for~」「be known to~」の意味の違い
「be known as~」・・・「~として知られている」
「be known for~」・・・「~で知られている」
「be known to~」・・・「~に知られている」
以上が、それぞの意味の違いです。前置詞のasは前後の文が同じ内容になる「イコール=」として使い、「~として」という意味になります。前置詞のforは理由を表し、「~で」という意味になります。前置詞のtoは「~に」届くという意味で使われます。
次では、具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
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「be known as~」の使い方
He is known as a world famous football player.
彼は世界的に有名なサッカー選手として知られています。
「be known as~」は、「~として知られている」という意味になります。前置詞のasは「=イコール」という意味合いになり、asを挟んだ前後の文の内容が同じになることが使い方のポイントです。
例文では、「He(彼)」=「a world famous football player(世界的に有名なサッカー選手)」という関係が成立しています。これが他の前置詞の「be known for~」「be known to~」との違いです。
「be known for~」の使い方
This football player is known for his unique hairstyle.
このサッカー選手は、個性的な髪型で知られています。
「be known for~」は、「~で知られている」という意味になります。この例文で使われている前置詞のforは、理由や原因を表すもので、このサッカー選手が知られている理由は個性的な髪型という意味合いになります。
つまり、前置詞のforを挟んだ前後の文は「結果」と「理由」という関係になるのが使い方のポイントです。結果:「This football player is known(このサッカー選手は知られている)」。理由:「his unique hairstyle(彼の個性的な髪型)」。このようなことが他の前置詞の「be known as~」「be known to~」との違いです。
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「be known for~」と「be known as~」は混同しがちなので、もう少し説明を加えると、サッカーをプレイする人間がサッカー選手です。個性的な髪型にすることはサッカーをすることと直接的には関係ないので、それぞれは「イコール=」の関係になりません。
また、「be famous for~(~で有名だ)」≒「be well known for~(~でよく知られている)」これらの熟語は似たような意味になるので言い換えができることも覚えておきましょう。
「be known to~」の使い方
His name is known to all football fans.
彼の名前はすべてのフットボールファンに知られています。
「be known to~」は、「~に知られている」という意味になります。前置詞のtoは後ろにくる内容を指し示す「⇒矢印」のようなものです。例文では、すべてのフットボールファンに彼の名前が届くイメージです。
そのため、be known toの後には、「all football fans(すべてのフットボールファン)」のように、知られている対象となる相手がくるのが使い方のポイントです。前置詞のtoを使った場合は、情報が届く相手が必要というわけです。このようなことが他の前置詞を使った「be known as~」「be known for~」との違いです。
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