今回は「be said that SV」と「be said to do」の書き換えについて例文を使って解説していきます。
このような表現は「say」以外にも「think」「consider」「suppose」などの「考える/思う」系動詞でも同じような使い方ができます。これらの表現についても合わせて確認していきましょう。
「be said that SV」と「be said to do」の書き換え
例文①:It is said that she will go on to the college.
彼女はその大学に進学すると言われています。
例文②:She is said to go on to the college.
彼女はその大学に進学すると言われています。
例文①:「be said that SV」と例文②:「be said to do」は、どちらも「~すると言われている」という意味になり、例文①と例文②は、それぞれを書き換えたものです。いずれも「be動詞 + 過去分詞」という形になる受動態です。
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「be said that SV」を使った例文①は、まず仮の主語の「It」を使って「It is said(言われている)」と表現しています。そして、何を言われているのかという具体的な内容は「that」以降の「she will go on to the college(彼女はその大学に進学します)」に表されています。ここでは将来その大学に行くという未来の事を言っているので、「will」を使った未来形で表されています。
「be said to do」を使った例文②は、She(彼女は)を主語にして「She is said(彼女は言われている)」という受動態で表しています。その後に「to go」という不定詞が使われています。不定詞は「to + 動詞の原形」になる決まりがあるので、彼女がその大学に進学することが未来のことであっても「動詞の原形」を使います。
書き換えのポイントは、例文①は仮主語「It」を使い、本当の主語の「she」は「that」以降にあるという点です。例文②は本当の主語の「She」を文頭に置き、具体的な内容はto不定詞で表しています。そして、to不定詞に使われる動詞は、時制は関係なく必ず動詞の原形が使われるという点です。
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「考える/思う」系動詞を使った受動態
「be said that SV」と「be said to do」は、「言う」という意味の動詞の「say」を受動態にした表現ですが、その他にも、「think(考える)」「consider(考える)」「suppose(思う)」などでも同じような使い方ができます。
例文③:It is thought that he will quit the football team.
彼はそのサッカーチームを辞めると考えられています。
例文④:He is thought to quit the football team.
彼はそのサッカーチームを辞めると考えられています。
これらの例文は、「think」の過去分詞の「thought」を使って、例文③:「be thought that SV」と例文④:「be thought to do」で表現されています。いずれも「~すると考えられている」という意味になります。
~すると考えられている
「be considered that SV」
「be considered to do」
~すると思われている
「be supposed that SV」
「be supposed to do」
このように、他の「考える」「思う」系動詞を使ったとしても、書き換えのポイントは同じです。そして、「be動詞 + 過去分詞(~される)」という形になる受動態が使われていることが共通点になります。
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