「before long」と「long before」の違い!意味と使い方を例文で解説!

今回は「before long」と「long before」の違いについて例文で解説していきます。これらは似ているようで全く違う意味の言葉です。それぞれの品詞も違うので使い方も異なります。

特に「before long」は予想外な意味と使い方をするので、高校英語のテストで出題されることがあります。まずは、言葉の意味からしっかり確認していきましょう。

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「before long」と「long before」の意味の違い

before long(副詞)・・・「まもなく,やがて」
「長くなる前に」というニュアンス

long before(接続詞)・・・「ずっと前に,かなり前に」
「ずっと以前に」というニュアンス

簡潔に言うと、以上の内容が「before long」と「long before」の意味の違いになります。「before」には様々な品詞の意味があり、その品詞によって意味や使い方が違います。

「before long」は副詞の働きをする言葉です。長い時間が経過する前にというニュアンスで、「まもなく,やがて」という意味になります。「before long」を「長くなる前に=まもなく」と覚えておくと分かりやすいと思います。

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「long before」は接続詞の働きをする言葉です。ある出来事よりもずっと以前にというニュアンスで、「ずっと前に,かなり前に」という意味になります。

このように「before long」と「long before」では、全く意味が違います。それぞれの品詞も異なるので使い方も違います。それでは、「before long」と「long before」の具体的な使い方を簡単な例文で確認していきましょう。

before-long-long-before-違い-意味-使い方-例文-画像1

「before long」と「long before」の使い方の違い

She will come here before long.
 
彼女はやがてここに来るでしょう。

この例文では、「before long」を使って「まもなく,やがて」彼女はここに来るだろうと言っています。「before long」は副詞なので動詞を修飾する働きがあります。「before long(やがて)」が動詞の「come(来る)」を修飾して「やがて来る」という意味で使われています。

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副詞によっては文中で使うものもありますが、「before long」は例文のように文末で使われることが多いです。この例文の「before long」は、副詞の「soon(まもなく,すぐに)」と使い方が似ています。「She will come here soon.(彼女はすぐにここに来るでしょう。)」この「soon」と同じように文末に置いて使います。

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He left here long before I came.
 
彼は私が来るずっと前にここを去った。

この例文では「long before」を接続詞として使っています。接続詞には文と文を繋ぐ働きがあります。この例文では「He left here(彼は去った)」と「I came(私が来た)」との間に接続詞の「long before」を置いて、2つの文の内容を繋いでいます。

「before long」は、「long(長い)」を使っていながら「まもなく,やがて」という短い時間を表す言葉です。一方、「long before」は、「ずっと以前に」という長い時間を表す言葉という違いがあります。使い方を間違えると全く違う意味になってしまうので注意しましょう。

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