今回は「should have 過去分詞」と「need not have 過去分詞」の意味と使い方についてです。
これらの表現は、過去に起こった出来事に対して、後悔や非難などの今の気持ちを伝える英語表現です。
shouldやneedなどの助動詞とhave + 過去分詞の完了形を組み合わせることで、より詳しく気持ちを伝えることができます。
「should have 過去分詞」の意味と使い方
You should have done it.
あなたは、それをするべきだったのに。
「should have 過去分詞」は、「~するべきだったのに」という意味になります。
「~だったのに」という過去に対しての後悔や非難など、今思う気持ちを表す使い方になります。
例文では、それ(it)をしなかった相手に対して、避難の気持ちを伝えています。
避難と言ってもそれほど強いものではなく、助言するような感じです。
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have + 過去分詞は完了形になるので、過去から現在に至るまでの時間や継続を表しています。過去から現在までずっと、それ(it)をするべきだったのにというニュアンスになるのです。
shouldなどの助動詞と完了形を組み合わせると、より詳しい心情を伝えることができるます。
例文を「should not have 過去分詞」に変えて否定文にすることもできます。
You should not have done it.
(あなたはそれをするべきではなかったのに。)
shouldという助動詞は、have toやmustに比べてそれほど強い表現ではないのですが、否定文の場合は「should not have 過去分詞」を使うよりも「need not have 過去分詞」の方がやわらかいニュアンスになります。
否定的なことを伝える時は、相手の気持ちを配慮することも大切です。
<例文>
I should have done my homework early.
(私は早く宿題をやるべきだったのに。)
She should have gone to Tokyo.
(彼女は東京に行くべきだったのに。)
I should have been honest.
(私は正直であるべきだったのに。)
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「need not have 過去分詞」の意味と使い方
You need not have done it.
あなたは、それをする必要はなかったのに。
「need not have 過去分詞」は、「~する必要はなかったのに」という意味になります。
過去に対して「~だったのに」という後悔や非難する、今の気持ちを表す使い方です。
「need not have 過去分詞」も「should have 過去分詞」も同様に、過去のことを言っているのに、今の気持ちを伝えているというところがポイントです。
これらの英文は、「~する必要はなかったのに」や「~するべきだったのに」など、訳の最後に「~のに」とつくことが多いので、テストの時にすぐ判断できると思います。
たとえば、普通の過去形にすると、You did not need to do it.(あなたはそれする必要はなかった。)になりますが、これでは過去の事を言っているだけになります。
一方、「need not have 過去分詞」は、have + 過去分詞の継続を表す完了形が組み合わさっているので、過去から現在に至るまで「ずっと」する必要はなかったのにという気持ちが込められています。
この「ずっと」という部分が、ただの「~だった」という過去形よりも、会話を豊かにしていくのです。
<例文>
You need not have said such a thing.
(あなたはそんなことを言う必要がなかったのに。)
He need not have hurried.
(彼は急ぐ必要はなかったのに。)
I need not have got up early.
(私は早く起きる必要がなかったのに。)
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