senseは、「感覚」という意味の名詞で使われることが多いですが、「感じる」という意味で動詞として使われることもあります。「感じる」ことを表す動詞はfeelの方が一般的なので、今回は、動詞のsenseとfeelの使い方の違いを例文で解説していきます。
動詞の「sense」の意味
「感じる,感づく」
動詞のsenseは、「感じる,感づく」という意味になります。「聞く」や「見る」など、五感を使って何らかの情報を受け取るという意味合いがあります。
何かを感知する機械のことを「sensor(センサー)」と言いますが、動詞のsenseも何かを五感で感じて、心のセンサーで「感知する」とイメージすると理解しやすいのではないでしょうか。もちろん、計測器が情報を「感知する」という意味でも動詞のsenseを使うことができます。
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「感じる」という意味の動詞は、senseよりも「feel」の方が広く知られています。次では、動詞のsenseとfeelの使い方の違いついて簡単な例文で確認していきましょう。
「sense」と「feel」の使い方の違い
例文①:I sensed someone watching me.
誰かが私を見ているのを感じました。
例文②:I felt someone watching me.
誰かが私を見ているのを感じました。
結論から言うと、動詞のsenseを使った例文①と、feelを使った例文②は、ほぼ同じ意味になり、どちらも正しい英文です。
動詞のsenseを使った例文①は、まるでセンサーが感知するように、誰かの視線を感覚的に受け取ったというニュアンスです。一方、feelを使った例文②は、誰に見られているという感覚を自分が感じたというニュアンスです。
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感覚的に受け取ったというsenseと、自分が感じたというfeelの微妙なニュアンスの違いはありますが、結局言いたいことはほぼ同じで、使い方も一緒です。ただし、動詞のsenseを使った例文①よりも、feelを使った例文②の「I felt someone watching me.(誰かが私を見ているのを感じました。)」の方が一般的な表現と言えます。
例文③:I feel like eating curry for dinner.
夕食はカレーを食べたいな。
例文④で使われている「feel like ~ing」は「~したい気分」という意味の英熟語です。feelは人がどうのように感じているのかを伝える言葉なので、自分の気持ちや気分を表すのに適した動詞です。ところが、senseは感覚的に受け取るイメージが強いので、例文④で使われているfeelをsenseで置き換えることはできません。
もう一つ例を挙げると、「How do you feel?(気分はどうですか?)」も、相手が感じている気持ちを聞いているので、これもfeelをsenseで置き換えるのは変な気がします。
feelは、「感じる」という意味で広く使える一般的な言葉で、senseは感覚的に受け取る「感づく」というイメージが強いために使い方が限られているという違いがあります。会話で「感じる」と言いたい時は、feelを使うことが多いですが、動詞のsenseは文章で使われているのを見かけることがあるので、覚えておくと良いでしょう。
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