「can be」と「could be」は、どちらも「ありえる」という意味で可能性を表す使い方ですが、それぞれの言葉がもつニュアンスに微妙な違いがあります。
助動詞の「can」には、主に3つの用法があるので、まずは、復習も兼ねて「can」の用法を確認していきましょう。
助動詞「can」の3つの用法
①可能「~できる」
I can play guitar.
私はギターを弾くことができる。
②許可「~してもよい」
Can I open the window?
窓を開けてもいい?
③可能性「ありえる」
Winter in New York can be very cold.
ニューヨークの冬はとても寒くなることがある。
助動詞の「can」には、以上の内容のように、「可能」「許可」「可能性」の3つの用法があります。今回の記事で取り上げている「can be」と「could be」は、③の可能性「ありえる」を表す用法です。
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「可能」「許可」「可能性」のように用法の違いはありますが、基本的に「can」は「ありえる」という可能性を表す助動詞です。捉え方を変えれば、①の用法の「I can play guitar.(私はギターを弾くことができる。)」でも、私がギターを弾くことはありえるという可能性を表しているとも言えるし、②の用法の「Can I open the window?(窓を開けてもいい?)」でも、私が窓を開けることは、あなたにとってありえることですか?という可能性を聞いているとも言えます。
そして、③の用法の「Winter in New York can be very cold.(ニューヨークの冬はとても寒くなることがある。)」では、ニューヨークは冬になると、とても寒くなることがありえるという可能性を「can be」で表しています。
それでは、「can be」と「could be」の意味と使い方の違いについて、簡単な例文で確認していきましょう。
「can be」と「could be」の意味・使い方の違い
「can/could be」・・・「ありえる,なりうる」可能性がある。
can beよりもcould beの方がやや可能性が低く遠慮がちな言い方。
「can be」と「could be」は、どちらも「ありえる,なりうる」という意味で可能性を表す言葉ですが、「can be」よりも「could be」の方が可能性がやや低いため、状況によって使い方に違いがあります。
I can be there at 5 tomorrow.
私は明日5時にそこに行けるよ。
「can be」を使ったこの例文では、私が明日5時にその場所にいることはありえるという可能性を表した言い方になります。
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I could be there at 5 tomorrow.
私は明日5時にそこにいてもいいけど。
「could be」を使ったこの例文では、「can be」を使った例文と比べて、やや可能性が低く弱い言い方になります。助動詞を過去形にすると、対象との距離感が生じます。そのため、私が明日5時にその場所にいることはありえるけども…という遠慮がちな弱い言い方になります。距離感のある言い方なので可能性もやや低くなるというわけです。
Winter in New York can be very cold.
ニューヨークの冬はとても寒くなることがある。
Winter in New York could be very cold.
ニューヨークの冬はとても寒くなることがあるかも。
Winter in New York may be very cold.
ニューヨークの冬はとても寒いかもしれません。
可能性の高い順は「can be > could be >> may be」になります。ただし、「could be」と「may be」の差は大きいです。「can be」と「could be」は言い方の違いはありますが、どちらも可能性を感じる表現になります。
たとえば、以前に冬のニューヨークに行ったことがあったり、事前にネットなどで確かな情報を得ていたりして、「寒くなることがあるよ。」「寒くなることがあるかも。」と実際にありえることを言っています。
一方、「may be」はとても曖昧な表現で「~かもしれないね。」と言っているので可能性は低いです。
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