現在分詞の「exciting」と過去分詞の「excited」は、どちらも名詞を修飾する形容詞のような働きがありますが、「興奮した」「ワクワクさせる」など、感情を表す分詞の使い方は間違いやすいので注意が必要です。「interesting」と「interested」の使い方の違いも同じことが言えます。
今回の記事では、感情を表す分詞の使い分けについて例文で解説していきます。
感情を表す分詞の使い方の違い
「現在分詞(動詞ing)」・・・「物事」や「状況」を表す時に使う
「過去分詞(動詞ed)」・・・「人」の感情を表す時に使う
「excite」や「interest」など、感情を表す他動詞にingやedをつけて分詞にした場合は、使い方に以上のように違いがあります。
たとえば、現在分詞の「exciting」の場合は、「物事」や「状況」が人にとってワクワクさせるという使い方になります。一方、過去分詞の「excited」は、「人」が物事や状況にワクワクするという意味になるので、使い方に違いがあります。
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その他にも、同じような使い方の違いがある、感情を表す他動詞は、次のように単語があります。
excite(興奮させる)-「exciting / excited」
surprise(びっくりさせる)-「surprising / surprised」
interest(興味を起こさせる)-「interesting / interested」
bore(退屈させる)-「boring / bored」 など
それでは、具体的な使い方を簡単な例文で解説していきます。
「exciting」と「excited」の使い方の違い
I watched an exciting movie.
私はエキサイティングな映画を観ました。
現在分詞の「exciting」は、「物事」や「状況」が人にとってワクワクさせるという使い方になります。
この例文では、物事や状況であるmovie(映画)が、人にとってexciting(ワクワクさせる)という意味になります。
現在分詞のexcitingが名詞のmovieを修飾して、an exciting movie(エキサイティングな映画)という意味で使われています。
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I was excited to watch the movie.
私はその映画を観てワクワクしました。
過去分詞の「excited」は、「人」が物事や状況にワクワクするという使い方になります。
この例文では、「人」であるI(私)が、物事や状況を表すmovie(映画)を観てexcited(ワクワクした)という意味になります。
excitedは、形容詞のような働きがあるので、be動詞を伴う使い方が多い。「be excited to~」や「be excited about~」など、後ろに続く言葉に合わせてtoやaboutなどを使い分けます。I was excited about the movie.(私はその映画にワクワクした。)このように前置詞のaboutを使う場合は必ず後ろに名詞がきます。
「exciting」と「excited」の違いも、「interesting」と「interested」の違いも同様に、現在分詞と過去分詞の使い方の違いです。
次では、復習もかねて「interesting」と「interested」の使い方の違いを例文で確認していきましょう。
「interesting」と「interested」の使い方の違い
Fishing is interesting to me.
釣りは私にとって興味深い。
現在分詞の「interesting」は、「物事」や「状況」が人にとって興味を起こさせるという使い方になります。
例文では、「人」であるme(私)にとって、物事や状況を表すFishing(釣り)が興味を起こさせる、関心をもたせるという意味になります。
He is interested in fishing.
彼は釣りに興味があります。
過去分詞の「interested」は、「人」が物事や状況に興味があるという使い方になります。
この例文では、「人」であるHe(彼)が、物事や状況を表すfishing(釣り)にinterested(興味がある)という意味になります。
この例文のように「be interested in~(~に興味がある)」はよく使われるので、熟語として覚えておくと良いでしょう。
現在分詞や過去分詞など、そもそも分詞とは何なのか?そんな疑問を抱えている方は、分詞の基本的な使い方を簡単な例文で解説した記事があるので、合わせてご覧ください。
今回は、現在分詞と過去分詞の使い方を例文で解説していきます。現在分詞と過去分詞は意味と語形変化に違いがあるため、相手に伝えたい内容によって使い分ける必要があります。
分詞と言うと、分かりにくいという印象が強い方も多いと思いますが、分詞は名詞を修飾する形容詞のような働きをするというポイントさえおさえてしまえば、意外と簡単です…
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