現在分詞と過去分詞の使い分け!使い方の違いを例文で解説!

今回は、現在分詞と過去分詞の使い方を例文で解説していきます。現在分詞と過去分詞は意味と語形変化に違いがあるため、相手に伝えたい内容によって使い分ける必要があります。

分詞と言うと、分かりにくいという印象が強い方も多いと思いますが、分詞は名詞を修飾する形容詞のような働きをするというポイントさえおさえてしまえば、意外と簡単です。

今回の記事では、現在分詞と過去分詞の基本的な使い方を確認していきましょう。

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現在分詞と過去分詞の違いと使い分け

doing「~している」(現在分詞)
done「~された」(過去分詞)

分詞には、動詞に「ing」をつける現在分詞と、動詞に「ed(不規則変化するものもある)」をつける過去分詞があります。現在分詞と過去分詞の違いは動詞の語形変化だけではなく、それぞれがもつ意味も違います。

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現在分詞のdoingは、今まさに「~している」という意味になります。一方、過去分詞のdoneは、すでに「~された」という意味になります。どちらも名詞を修飾する形容詞のような働きがありますが、それぞれがもつ意味が全く違うので状況によって使い分けが必要です。

それでは、現在分詞と過去分詞の具体的な使い方を、簡単な例文で確認していきましょう。

現在分詞-動詞ing-過去分詞-動詞ed-使い分け-使い方-違い-例文-画像1

現在分詞の使い方

The girl swimming in the pool is Nancy.
 
プールで泳いでいる少女はナンシーです。

動詞ingのかたちになる現在分詞は、「~している」という意味になります。そして、現在分詞は、主に名詞を修飾する働きがあります。

例文では、名詞のThe girl(その少女)を現在分詞のswimming(泳いでいる)が修飾して、The girl swimming(泳いでいる少女)という意味になっています。このように現在分詞は名詞を修飾することで説明を加えていく働きがあるのです。

現在分詞は、後ろにある他の語句をともなって、後ろから直前の名詞を修飾することがポイントになります。例文では、swimming in the pool(プールで泳いでいる)をひとかたまりにして、直前の名詞のThe girl(その少女)を修飾して、The girl swimming in the pool(プールで泳いでいる少女)という使い方になっています。

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名詞を修飾するということは、swimmingが形容詞のような働きになっています。たとえば、The swimming girl(泳いでる少女)のように、swimmingだけで名詞のgirlを修飾する場合は、名詞の前の位置に現在分詞のswimmingを置きますが、The girl swimming in the poolのように他の語句を使ってもっと詳しく説明したい場合は、「現在分詞 + 語句」をひとかたまりにして、後ろから直前の名詞を修飾します。

現在分詞の1語で名詞を修飾する使い方と、現在分詞の他に語句を伴う使い方で、現在分詞を置く位置に違いがあり、使い分けが必要ですが、分詞というのは後ろに語句を伴うケースが多いので、例文のように「現在分詞 + 語句」をひとかたまりに考えて名詞を修飾する使い方をしっかり覚えておきましょう。

<例文>

The boy sitting on the sofa is my brother.
(ソファーに座っている少年は私の兄です。)

Look at the man standing by the door.
(ドアのそばに立っている男を見て。)

I don’t know the boys playing soccer in the park.
(私は公園でサッカーをしている少年たちを知りません。)

現在分詞-動詞ing-過去分詞-動詞ed-使い分け-使い方-違い-例文-画像2

過去分詞の使い方

These are cookies made by Lucy.
 
これらはルーシーによって作られたクッキーです。

動詞の過去分詞には、「~された」という受け身の意味があります。そして、過去分詞は名詞を修飾する働きがあります。

たとえば、the cookies made(作られたクッキー)のように過去分詞の1語だけで名詞を修飾する場合は、名詞のthe cookiesの前に過去分詞のmadeを置きます。

例文のように、過去分詞の後ろに語句が続く場合は、「過去分詞 + 語句」をひとかたまりにして、後ろから直前の名詞を修飾します。

例文では、made by Lucy(ルーシーによって作られた)この部分が「過去分詞 + 語句」のひとつのかたまりで、直前の名詞のcookies(クッキー)を修飾しています。つまり、「ルーシーによって作られたクッキー」という意味になるのです。

このように現在分詞と過去分詞は、どちらも名詞を修飾する働きがあり、使う位置も似ていますが、意味と語形変化に違いがあるので、伝えたい内容によって使い分けましょう。

<例文>

He showed me a photo taken in Canada.
(彼は私にカナダで撮られた写真を見せてくれた。)

This is the letter written by my friend in Hawaii.
(これはハワイの私の友人によって書かれた手紙です。)

This is the window broken by him.
(これは彼によって壊された窓です。)

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英単語は「思い出す」ことで覚えていく

英単語を覚える時は、「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。1度覚えた英単語を忘れてしまった場合は、この3ステップを繰り返して、もう1度「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

たとえば、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を覚えたい場合は次の通りです。

1.「読む」
「recommend」の正しい発音を発音記号やGoogle翻訳の音声機能などを使って確認してから、声に出して「recommend」を読んでみる。

2.「書く」
「recommend」のスペルと意味を覚えるまで書く。

3.「話す」
具体的なシチュエーションを想定して、「recommend」を使った英文を作り、独り言でも良いので話してみる。

たとえば、友人の行きつけの飲食店に連れて行ってもらった時に、おすすすめのメニューを聞くというシチュエーションを想定して、「What do you recommend?(あなたのおすすめは何ですか?)」という英文を作って話してみる。

そして、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を名詞の「recommendation [rèkəməndéɪʃən](推奨)」に変えたら、どのような英文になるのかを考えてみる。答えは「What’s your recommendation?(あなたのおすすめは何ですか?)」になります。

これで、動詞の「recommend」と名詞の「recommendation」の2つの英単語が覚えられたと思います。

しかし、大抵は数日経てば忘れてしまうものです。そこで諦めないで、再び「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。忘れてしまった英単語を「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

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