今回は、「be being + 過去分詞」と「be being + 形容詞」の意味と使い方について解説します。
どちらも「be動詞+~ing」という進行形を使った表現なので、進行形がもつニュアンスをしっかり理解する必要があります。
be動詞の後にbeingがくるという組み合わせは、見慣れないうちは違和感があるかもしれませんが、まずは簡単な例文で基本的な使い方を確認していきましょう。
「be being + 過去分詞」の意味と使い方
A new convenience store is built near my house.
私の家の近くに新しいコンビニエンスストアが建てられています。
A new convenience store is being built near my house.
私の家の近くに新しいコンビニエンスストアが建てられているところです。
「be being + 過去分詞」は、「be動詞+~ing」の進行形と、「be動詞+過去分詞」の受動態が組み合わさった使い方になります。
例文のように、「ヒト」ではなく「モノ(コンビニ)」が主語になる場合は、「建てる」ではなく「建てられる」という受け身の表現にならざるおえません。ですから過去分詞を使った受動態になります。
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さらに、コンビニが建築されているのは一時的なことで、今まさにコンビニが建築中だと言いたい時には、進行形を使って表現します。
「be being + 過去分詞」は、「~されている(ところ)」という意味になり、進行形の受動態になるのです。
この表現でポイントになるのが、「be動詞 + being」という進行形の部分です。進行形は一時的な動作や状態を表します。
受動態だけの「is built(建てられる)」では、「is being built(建てられているところ)」のように、今まさに建設中だというニュアンスにはならないのです。
その他にも、進行形と形容詞を組み合わせる使い方もあります。次では、「be being + 形容詞」と「be + 形容詞」の意味の違いについて解説していきます。
「be being + 形容詞」の意味と使い方
She is polite.
彼女は礼儀正しい。
She is being polite.
彼女は礼儀正しく振る舞っている。
politeは、「礼儀正しい」「丁寧」という意味の形容詞です。「人 + be動詞 + 形容詞」のかたちで人の性格を表すことができます。
例文のShe is polite.では、彼女が礼儀正しい性格の人間であると言っています。
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それでは、「be動詞 + being + 形容詞」のように進行形になった場合は、どのような意味になるのでしょうか。
進行形は一時的な動作を表しているため、例文のShe is being polite.は、彼女が一時的に礼儀正しく振る舞っているという意味になります。つまり、本当の性格は礼儀正しいかどうかは分からないという意味合いになるのです。
この使い方は、普段はあまり礼儀正しくない彼女が、一時的に丁寧に振る舞っているというような皮肉めいた言い方になる場合があります。
人の性格を表す形容詞には、一時的な感情を表すsad(悲しい)やangry(怒った)などがあります。これらはもともと一時的な状態を表す言葉なので、「be being + 形容詞」は使えません。She is sad.(彼女は悲しい)She is angry.(彼女は怒っている)のように「人 + be動詞 + 形容詞」のかたちで使います。
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