「grateful」と「thankful」は、どちらも「感謝している」という意味の形容詞ですが、それぞれがもつニュアンスに微妙な違いがあります。
今回は、gratefulとthankfulの使い方を例文で解説していきます。まずは、それぞれの言葉がもつニュアンスの違いから確認していきましょう。
「grateful」と「thankful」のニュアンスの違い
grateful・・・「相手に対する感謝」
thankful・・・「自分の中の安堵感」
gratefulとthankfulは、どちらも形容詞で「感謝している」という意味の言葉です。これらの言葉に大きな違いはありませんが、微妙なニュアンスの違いがあります。
ちなみに、「grateful」と「great」はよく似ていますが、全く異なる言葉です。よく見ると「grate(ful)」と「great」でスペルが全く違います。「grate(動:摩りおろす)」と「great(形:大きい)」品詞も意味も全く違う別物です。
gratefulは、誰かがあなたを助けてくれたり、親切にしてくれたりした時に、相手に対して「感謝している」という意味で使うことが多いです。
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一方、thankfulは、悪いことが起こらなかったことに「ほっとしている」というニュアンスがあります。良い結果になったことに感謝して嬉しく思っているという意味で使うことが多いです。
gratefulは「相手に対する感謝」を表し、thankfulは「自分の中の安堵感」を表すことが多いというニュアンスの違いがあります。ただし、これらは微妙な違いなので、人によっては細かく区別せずにどちらも同じように使うこともあります。
では、gratefulとthankfulのどちらを多く使うかというと、やはり「感謝している」と言いたい時は、人に対して感謝していると言うことが多いので、個人差はありますが、thankfulよりもgratefulの方が使う頻度は高いように思えます。
gratefulとthankfulは、「grateful/thankful that~」または「grateful/thankful for~」の形で使うことが多いです。次では、これらの具体的な使い方を簡単な例文で確認していきましょう。
「grateful」の使い方
I am grateful that you always help me.
私はあなたがいつも助けてくれることに感謝しています。
この例文では、「grateful that~」という形が使われています。that節の後ろには、主語から始まる文章がくるのが基本です。例文ではalways(いつでも)という副詞が、主語(S)と動詞(V)の間に入っていますが、「grateful that S V」この形が基本です。
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that節以降には、感謝している具体的な内容を表す文章がきます。例文では「you always help me(あなたはいつも私を助ける)」ということに対して、私は感謝しているという内容になっています。このようにgratefulは人に対して感謝する時に使うことが多いです。
また、「grateful for 名詞」の形で使うことも多いです。この形「thankful for 名詞」の形で使うことも多いので、thankfulを使った例文で解説していきます。
「thankful」の使い方
You should be thankful for your good fortune.
あなたは自分の幸運に感謝すべきです。
この例文では、「thankful for~」という形が使われています。前置詞forの後には、名詞または名詞相当語句(名詞と同じ働きをする語句)がきます。つまり「thankful for 名詞」このような形が基本です。
例文では、前置詞forの後に「your good fortune(あなたの幸運)」という名詞の塊が使われています。fortuneは「運」や「運勢」という意味の名詞です。
thankfulは、gratefulのように人に対して感謝する場面よりも、自分の幸運に対して感謝してうれしく思うという場面で多く使います。何も悪いことが起こらずにホッとしているというニュアンスです。
また、「thankful that ~」この形で使うことも多いです。「grateful that~」の使い方と同様に、that節以降が主語から始まる文章になることがポイントになります。「thankful that S V」この形が基本になります。
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