前置詞の「within」と「in」には、様々な使い方がありますが、なかでも時間を表す使い方が混同しがちです。
今回の記事では、時間を表す場合に使うwithinとinの違いについて例文で解説していきます。まずは、withinとinの意味の違いを確認していきましょう。
「within」と「in」の意味の違い
within・・・「~以内に」
in・・・「~後に」「~のうちに」
以上が、時間をを表す場合の「within」と「in」の意味の違いです。
withinは、時間や距離などの「範囲以内で」という意味で使かわれる前置詞です。時間や期間を表す場合は、今から○○時間以内、今から○○ヶ月以内のように、現在の時刻が基準になります。
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時間を表すinの意味は、主に「~後に」と「~のうちに」の2つの意味があります。
「~後に」という意味のinは、今を基準に○○時間経てばという意味で使われます。
「~のうちに」という意味のinは、時間や期間を入れ物のように見立てて、その期間の中でというニュアンスになります。
それでは、withinとinの時間を表す使い方について、例文で確認していきましょう。
時間を表す「within」の使い方
He will come back within three days.
彼は3日以内に帰ってきます。
この例文では、「within 3 days」が「3日以内に」という意味で使われています。
前置詞のwithinは、時間を表す時も距離を表す時も、「境界の範囲以内」というニュアンスがある言葉なので、時間を表すwithinが「~以内に」という意味になるのは理解しやすいと思います。
分かりにくいは、次の例文の「~後に」という意味のinの使い方です。
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時間を表す「in」の使い方
He will come back in three days.
彼は3日後に帰ってきます。
この例文では、「in 3 days」が「3日後に」という意味で使われています。例文のように主に未来の文で使うことが多いです。
「~後に」という意味で使う言葉は、前置詞のinの他にも副詞のlaterがあります。たとえば、「He was back three days later.(彼は3日後に帰ってきました。)」と言った場合、基準になっているのは今ではなく、過去のある時点から3日遅れて帰ってきたという意味になります。前置詞のinは今を基準に「今から○○後」、副詞のlaterはある時点を基準に「その○○後」という使い方の違いがあります。
時間を表すinをアメリカ英語では、口語でしばしばwithin「~以内に」と同義に使うことがありますが、基本的には時間を表すinは未来の文で「~後に」という意味で使うことが多いです。
前置詞のinは、「~の中で」という意味で覚えてる人が多いので、どうしても「~以内に」と訳してしまうことがあるので注意しましょう。
ただし、前置詞のinがもつ「~の中で」というニュアンスが反映した使い方もあります。
The event took place in 2004.
そのイベントは2004年に行われました。
この例文では、2004年という期間を空間の入れ物に見立てて、その中でイベントが開催されたというニュアンスで、前置詞のinが使われています。このinの使い方は比較的長い時間を表わす使うことが多いです。
補足ですが、例文で使われている「take place」は「(行事などが)行われる」「(事件などが)起こる」という意味の句動詞です。これを機会に合わせて覚えておくと良いと思います。
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