今回は、「to start with」の意味と使い方について例文で解説していきます。
この言葉は、文頭で使う場合と文末で使う場合で、全く意味が違います。
まずは、この言葉がもつ意味から確認していきましょう。
「to start with」の意味
To start with,(文頭に使う)
「まず初めに」
~ to start with(文末に使う)
「最初の頃は」
以上のように同じ言葉でも、文頭で使う「To start with,」と文末で使う「~ to start with」では、意味に違いがあります。
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「To start with,」は、「まず初めに」や「まず第一に」という意味で、一番最初に伝えたいことを言う時の前置きフレーズになります。
「~ to start with」は、「最初の頃は」や「当初は」という意味で、始めたばかりの頃を示す言葉になります。
それでは、「To start with,」と「~ to start with」の具体的な使い方を例文で解説していきます。
「To start with,」の使い方
To start with, I must explain the concept of this project.
まず初めに、私はこのプロジェクトのコンセプトを説明しなければならない。
この例文では、プロジェクトのためのミーティングの際に、「まず初めに」このプロジェクトを行うコンセプトを説明しなければならないという内容になっています。
「To start with,」の使い方は、とても簡単で、文頭に置いて「,」カンマで区切るだけです。
和訳からも分かるように、日本語でも「まず初めに~」「まず第一に~」という言い方は、これから最初に伝えたい重要なことを言いますよという前置きのフレーズです。
使い方で気を付けておきたいポイントは、「× To start from,」ではなく、「To start with,」だという点です。
日本語では「~から始める」と言うので、from(~から)を使いがちですが、start fromは「出発する」「発車する」という意味になるので、違う意味になってしまいます。ちなみに、日常会話で出発することを言いたい時はleave(場所から去る・離れる)を使うことが多いです。start fromは乗り物自体が「発車する」イメージが強いので、人が移動するという意味ではあまり使いません。
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「~ to start with」の使い方
The club had only seven members to start with.
そのクラブは最初は会員が7人だけだった。
「~ to start with」は、「最初の頃は」という意味で文末に使います。例文では、そのクラブの会員が最初の頃は7人だけしかいなかったという内容になります。
「~ to start with」の使い方も簡単で、文末に付け加えるだけです。
文頭に使う「To start with,」は前置きフレーズなので、その意味をはっきり知らなくても、それ以降の英文の内容で理解できると思いますが、文末に使う「~ to start with」の場合は意味を知らないと、英文の内容が理解しにくい。
これを機会に、「To start with,(まず初めに)」と「~ to start with(最初の頃は)」この2つの言葉の意味の違いをしっかり覚えておきましょう。
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