At first/First/Firstlyの違い!意味と使い方を例文で解説!

「At first」「First」「Firstly」は、どれも「最初」を意味する副詞ですが、それぞれの使い方に違いがあります。これらの違いを問う問題は、しばしば大学入試で見掛けることがあるので、受験生はしっかり覚えておきましょう。記事の後半では、日常会話での表現も解説しているので、大人の学習者も是非お役立てください。

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「At first」と「First / Firstly」の意味の違い

「At first(最初は,最初うちは)」
最初のうちは~だったと言いたい時に使う。

「First / Firstly(最初に,まず第一に)」
まず第一に(First / Firstly)、第二に(Second / Secondly)、第三に(Third / Thirdly)と順序良く説明する時に使う。
「first」よりも「firstly」の方がフォーマル。

簡潔に言うと、以上の内容が「At first」と「First / Firstly」の意味の違いになります。「At first」は前置詞の「at」と名詞の「first」を組み合わせた副詞句です。「at」は「~に,~で」という意味で、場所や時間の一点を表す前置詞です。名詞の「first」は、初めや始まりを意味する言葉です。

これらが組み合わさった「At first」は、初めの時点を表す言葉なので、「最初は,最初うちは」という意味になります。「最初は~だった」「初めのうちは~だった」と言いたい時に使います。

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副詞の「First」と「Firstly」は、どちらも「最初に,まず第一に」という意味になります。これらの違いは、「First」と比べて「Firstly」の方がフォーマルな印象があるということです。

まず第一に(First / Firstly)これをやって、第二に(Second / Secondly)それをやって、第三に(Third / Thirdly)このようにするといった具合に、順序良く説明する時に使う言葉になります。

次では、簡単な例文を使って「At first」と「First / Firstly」の使い方の違いについて確認していきましょう。

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「At first」と「First / Firstly」の使い方の違い

At first, I was worried about making friends at school, but it was easy.
 
最初は学校で友達ができるか不安でしたが、簡単にできました。

「At first」は文頭に置くことが使い方の基本です。最初のうちは~だったと言うと、その後の展開を期待させる言い方になります。ですから、必ずではありませんが、文章の後半は「but」や「but then」などを挟んで、その後の展開を付け加えることが多いです。

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この例文では、文頭に「At first」を置いて、これは最初のうちの話だと前置きしてから、最初は学校で友達ができるか不安だったと言っています。そして、文章の後半では、「but」を挟んで友達になるのは思ってたより簡単だったと、その後の展開を述べています。

at-first,first,firstly,違い,意味,使い方,例文,画像2

First / Firstly, you need to read this book. Second / Secondly, you need to write about it.
 
まず第一に、この本を読む必要があります。 第二に、それについて書く必要があります。

「First」より「Firstly」の方がフォーマルな表現という違いはありますが、どちらの言葉も使い方は同じで、文頭に置くことが基本になります。

「Firstly」はフォーマルな文章表現で見掛けることはありますが、一般的な会話ではほとんど使いません。

「First」を使う場合も、日常会話で「First(第一に)」「Second(第二に)」「Third(第三に)」と堅苦しく説明する機会はあまりないように思えます。このような表現はインストラクターがかしこまって何かのやり方を説明する時に使うと言うと、この表現の使い方がイメージしやすいのではないでしょうか。

日常会話で「First」を使って順序良く説明する時は、「First(まず初めに)」と言った次は、「Next(次に)」とか、「Then(それから)」とか、「After That(その後に)」とかを順に言って、「Finally(最後に)」こうなるよと説明した方が自然な言い方になると思います。それと同様の理由で、フォーマルな場面でも「Firstly ⇒ To begin with(まず初めに)」「Secondly ⇒ In addition(加えて)」「Thirdly ⇒ Furthermore(さらに)」「Lastly ⇒ In conclusion(結論は)」このように言い換えることがあります。

ただし、「Firstly」は大学入試レベルの必須単語になっているので、テストで「At first」と「First / Firstly」の違いを問う問題をしばしば見掛けます。これを機会にしっかり覚えておきましょう。

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英単語を覚える時は、「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。1度覚えた英単語を忘れてしまった場合は、この3ステップを繰り返して、もう1度「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

たとえば、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を覚えたい場合は次の通りです。

1.「読む」
「recommend」の正しい発音を発音記号やGoogle翻訳の音声機能などを使って確認してから、声に出して「recommend」を読んでみる。

2.「書く」
「recommend」のスペルと意味を覚えるまで書く。

3.「話す」
具体的なシチュエーションを想定して、「recommend」を使った英文を作り、独り言でも良いので話してみる。

たとえば、友人の行きつけの飲食店に連れて行ってもらった時に、おすすすめのメニューを聞くというシチュエーションを想定して、「What do you recommend?(あなたのおすすめは何ですか?)」という英文を作って話してみる。

そして、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を名詞の「recommendation [rèkəməndéɪʃən](推奨)」に変えたら、どのような英文になるのかを考えてみる。答えは「What’s your recommendation?(あなたのおすすめは何ですか?)」になります。

これで、動詞の「recommend」と名詞の「recommendation」の2つの英単語が覚えられたと思います。

しかし、大抵は数日経てば忘れてしまうものです。そこで諦めないで、再び「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。忘れてしまった英単語を「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

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