「should」と「ought to」は、どちらも「~すべきである」という意味の言葉ですが、それぞれの言葉が持つニュアンスに違いがあります。
日常会話では、「ought to」よりも圧倒的に「should」の方が使う頻度が高いのですが、書面などで「ought to」を見かけることもあるので、ニュアンスの違いや使い方について知っておく必要があります。
「should」と「ought to」のニュアンスの違い
「should」・・・自分の気持ちをのせて主観的に「~すべきである」と伝える。
口語でも書面でもよく使う一般的な表現。
「ought to」・・・中立的な意見として客観的に「~すべきである」と伝える。
shouldと比べるとought toは使うことが少ない。書面で使われることがある。
簡単に言うと、以上の内容が「should」と「ought to」の違いになります。「should」と「ought to」は、どちらも「~すべきである」という意味の言葉で、相手対しての義務や助言を表します。
助動詞の役割は、文字通り動詞を助ける働きがあります。助動詞のshouldは、その後に続く動詞に対して「~すべきだ」「~したほうがいいよ」と自分の気持ちをのせて表現することができます。ですから、shouldは自分の気持ちが含まれる主観的な表現と言えます。
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一方、「ought to do」は、oughtの後にto不定詞が続きます。すると、客観的に物事を言う通常の英文になります。中立的な意見として「~すべきである」というニュアンスになります。このように、shouldは「主観的な気持ちをのせる」、ought toは「客観的な意見」というニュアンスの違いがあります。
それでは、「should」と「ought to」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「should」と「ought to」の使い方
例文①:You should see Kaminari-mon gate when you come to Tokyo.
東京に来たら雷門を見たほうがいいよ。
例文②:You ought to see Kaminari-mon gate when you come to Tokyo.
東京に来たら雷門を見たほうがいいよ。
「should」と「ought to」の使い方のポイントは、どちらも、その後に動詞の原形が続くということです。ただし、同じ動詞の原形でも「ought to」の場合は、to不定詞であるということを理解しておきましょう。
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「should」を使った例文①は、「雷門を見たほうがいいよ」と自分の気持ちをのせて相手にアドバイスしています。それほど強い言い方ではなく軽く助言しているニュアンスです。このように相手に何かをお勧めしたい時に「should」を使うことはとても多いです。使い方のポイントは主観的な気持ちが含まれた表現であるということです。日常会話でも使いますし、書面や看板などで文字の表現でも使います。
「ought to」を使った例文②は、実は日常会話でこのような言い方はあまりしません。そもそも誰かに何かをお勧めしたい時は、通常は自分の気持ちを含んだ主観的な言い方になることが多いです。ですから、客観的な意見の「ought to」よりも、主観的な気持ちをのせた「should」の方が多く使われる傾向があります。
「ought to」は、中立的な立場で物事を客観的に「~すべきである」と言いたい時に使います。たとえば、小説の中の登場人物の心情を作者が文字で客観的に表現していたり、公的な場所でのスピーチで、中立的な意見として「~すべきである」と述べたりする時に「ought to」を使うことがあります。そう考えると、やはり「should」と比べて「ought to」は使う頻度は低いと言えます。
相手に「~したほうが良い」と言いたい時に使う言葉で「had better」という表現もあります。「had better」と「should」の違いについて書いた記事があるので、合わせてご覧ください。

似たような訳し方をする表現に助動詞のshouldがありますが、had betterやhad better notとは、相手に与える印象に違いがあります…
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