had better(not)の意味と使い方!shouldとの違いを例文で解説!

今回は、「had better」と「had better not」の意味と使い方についてです。

これらの表現は、「~した方が良い」と軽く命令するようなきつい表現なので、他人言う時は、使う場面や自分の立場をよく考える必要があります。

似たような訳し方をする表現に助動詞のshouldがありますが、had betterやhad better notとは、相手に与える印象に違いがあります。

これらのニュアンスの違いについても例文で確認していきましょう。

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「had better」の意味と使い方

I‘d better bring an umbrella.
 
傘を持っていった方が良い。

had better~は、「~した方が良い」という意味になります。had betterの後には動詞の原形がくるのが基本のかたちです。(had better 動詞の原形)

例文の「I’d」は「I had」を短縮した口語表現です。この例文では、主語がI(私)なので、自分に対して「傘持っていかなくちゃ。」と言い聞かせるような使い方になります。

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主語がI(私)の場合は問題ありませんが、had betterは、やや上から目線の軽い命令のようなニュアンスがあるので、主語が自分以外の場合は注意が必要です。

たとえば、You’d better bring an umbrella.(あなたは傘を持っていったほうがいい。)と言うと、まるで親が子供に対して上から口うるさく「~した方が良い」と言っているようなニュアンスになります。

友人に対して、「傘を持っていった方が良いよ。」とアドバイスするには、助動詞のshouldを使って、You should bring an umbrella.の方が自然な使い方です。

<例文>

It’s late, I’d better go.
(遅れてる、行ったほうが良い。)

We’d better get back to the room.
(私たちは部屋に戻った方が良い。)

You’d better tell him everything.
(あなたは彼に全てを伝えた方が良い。)

had-better-not-意味-使い方-should-違い-例文-画像1

「had better」「should」「ought to」の違い

「had better」「should」「ought to」は、3つとも「~した方が良い」という意味になりますが、それぞれがもつニュアンンスには違いがあります。

「should」と「ought to」は、それほど大きな違いはありませんが、「had better」はやや上から目線の言い方になります。

「should」と「ought to」は、友人などにアドバイスする時に使える言葉です。shouldの場合は、「こっちの方が良いよ。」と自分の気持ちを使える感じです。

ought toの場合は、「こっちの方が良いんじゃないかな。」と、shouldよりも客観性がある表現ですが、ほぼ同じようなニュアンスです。

しかし、「had better」は、上から目線で相手に物言いをするような言い方なので、軽く命令しているような印象になります。better(より良い)を使っているので、「そっちよりもこっちの方が良い。」とはっきり言っています。

had betterは相手に軽く命令するような意味合いがあるので、自分の立場と使う時のシチュエーションに注意が必要です。

「had better」「should」「ought to」を否定文にする時は、「had better not」「should not」「ought not to」になります。

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「had better not」の意味と使い方

I‘d better not stay late at night.
 
夜更かししない方が良い。

had better notは、「~しない方が良い」という意味になります。had better notの使い方のポイントは、notの位置と訳し方です。

had betterの後には動詞の原形がくるのが基本のかたちですが、notの位置はその動詞の前になります。(had better not 動詞の原形)

また、否定文だからといって「良くない」わけではない。「~しない方が良い」という意味になるので、訳し方に注意しましょう。

例文では、自分自身「夜更かしない方が良い。」と言い聞かせるような使い方です。明日は朝早く起きなくてはいけない大事な予定があって、しっかりと自分に言い聞かせているようなイメージです。

had better notの場合も、had betterと同様に、上から目線の軽い命令口調になるので、他人に使う場合は、自分の立場と言う場面に注意が必要です。

had-better-not-意味-使い方-should-違い-例文-画像2

<例文>

I’d better not eat too much.
(食べ過ぎない方が良い。)

I’d better not watch TV all night.
(一晩中テレビを見ない方が良い。)

I have to study. I’d better not go to the party.
(勉強しなくてはならない。パーティーに行かない方が良い。)

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英単語を覚える時は、「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。1度覚えた英単語を忘れてしまった場合は、この3ステップを繰り返して、もう1度「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

たとえば、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を覚えたい場合は次の通りです。

1.「読む」
「recommend」の正しい発音を発音記号やGoogle翻訳の音声機能などを使って確認してから、声に出して「recommend」を読んでみる。

2.「書く」
「recommend」のスペルと意味を覚えるまで書く。

3.「話す」
具体的なシチュエーションを想定して、「recommend」を使った英文を作り、独り言でも良いので話してみる。

たとえば、友人の行きつけの飲食店に連れて行ってもらった時に、おすすすめのメニューを聞くというシチュエーションを想定して、「What do you recommend?(あなたのおすすめは何ですか?)」という英文を作って話してみる。

そして、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を名詞の「recommendation [rèkəməndéɪʃən](推奨)」に変えたら、どのような英文になるのかを考えてみる。答えは「What’s your recommendation?(あなたのおすすめは何ですか?)」になります。

これで、動詞の「recommend」と名詞の「recommendation」の2つの英単語が覚えられたと思います。

しかし、大抵は数日経てば忘れてしまうものです。そこで諦めないで、再び「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。忘れてしまった英単語を「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

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